恋よりも愛よりも何よりも君がいいんです！ カラ一 part2

退院 ページ5

入院してから一週間がたった。
今日は僕の退院の日。。。

絶対安静、を条件に僕は今日、退院する。
今日まで毎日、代わる代わる皆が来てくれた。
だから毎日が幸せで楽しくてあっという間だった。

僕はお世話になった看護婦さんにお礼をいって迎えに来てくれたカラ松がいる車へ向かう。

一松「ただいま。」

カラ松「ああ、お帰り。」

そう運転席に座りこちらを向くカラ松はかっこよくて少し顔が赤くなる。

カラ松「帰ろうか。皆、家で待ってる。」

カラ松は微笑むとすぐに出発した。

どんどん変わる景色。
あっという間に家につく。

カラ松は僕の荷物をもつと僕の手を引いて中にはいる。

中にはいれば玄関で迎えてくれる家族の姿があった。

一松「た、ただいま。。。帰りました。」

少し照れ臭くて、そっけなく挨拶すると皆笑って僕を中に引き上げた。

カラ松「一松は暫くの間は絶対安静とのことだ。でも一松は猫みたいにいつの間にかいなくなっていることが多い。できるだけ一松の負担がかからない範囲で一松を見守っていこう。」

カラ松がテーブルに座って皆に伝えると、皆は頷いて、僕を見つめる。

一松「はぁ。。。できるだけ、フラフラしないようにする。」

僕は降参と皆を見つめながら渋々約束する。
すると皆は満足そうにそれぞれの定位置へと座った。

松代「一松、手紙が来てる。外国からよ。」

いきなり居間に入ってきた母さんが持っていたのは外国からの葉書だった。

一松「蓮ねぇ！」

僕は慌てて飛び上がるとまだ少し痛む腹部を押さえて葉書を受け取った。

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