恋よりも愛よりも何よりも君がいいんです！ カラ一 part2

離れ離れのその心 ページ37

僕はカラ松の仕事場から出ていく。

もう、無理だよ。

俺はそのあと家に帰った。
カラ松から、違うんだってメッセージが来てたけど、もう知らない。。。

いっそのこと外の世界を一生知らないまま終える海底の物言わぬ貝になりたい。

消えて無くなってしまいたい。

家に帰ったあと僕はただボーッとしていた。

愛しています、愛しています。
けれど貴方にこの想いをすべて伝えることができないから、僕はとても苦しいのです。

一松「カラ松。。。」

僕はカラ松が帰ってきてもすぐに十四松のところへいって絶対に話さなかった。
寝るときもカラ松の方なんか見なかったし、カラ松が手探りで僕の手を見つけて握ってきてもすぐに払った。

次の日も一応弁当はつくったけど見送りはせずテーブルに置いておいた。
その次の日も。

そしていよいよ今日はカラ松のアルバイト最終日。
僕は今日もテーブルに弁当を置いて、見送りはしなかった。

僕がカラ松の仕事場から出ていったあのときから今までカラ松とは一回も話さなかったし目も合わせなかった。


カラ松が浮気をしてないのは知ってる。
写真を見たとき写っていたカラ松の瞳は全て閉じていてぐったりとしていたから、きっと薬でも飲まされたんだろう。

わかってる、わかってるけど。
辛い。カラ松を攻めても意味ないってわかってるし、このまま話さないなんてこと許されるわけない。

あんな女に騙されてあんな写真を撮られたカラ松が許せないだけ。

あんな女に言われたままで何も言い返せなかった自分が憎いだけ。

自己中だってわかってる、でも許せないんだ。。。自分を、カラ松を。

十四松「一松にーさん！最近、カラ松にーさんと話してないけど喧嘩したの？！仲直りしないと、離れていっちゃうよ？」

十四松が困り顔で見てくるけれど、できるわけない。
離れていっちゃうよ、そんなのわかってるでもできないから困ってるんだ。

一松「こんな僕ができるわけない。勝てるわけない。カラ松に愛されるわけない。。。」

どうしよ、どうしよ。。。頭のなかが混乱してくる。
僕はどうすればいい？

−−−−

カラ松「紅未さん、コメントありがとうございました！」

一松「お話、よんでくれてありがと。。。」

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