恋よりも愛よりも何よりも君がいいんです！ カラ一 part2

じわじわと確実に ページ26

一松「クソ松!！起きろ！仕事行くんだろ？！」

俺は隣に眠るカラ松を叩き起こす。

カラ松「う、うーん。。。一松？あと少し一緒に寝よう。」

一松「なに言ってんの！仕事!！俺、弁当つくったのに。。。」

折角のお弁当が無駄になっちゃう。

カラ松「はっ？！。。。仕事!！行ってくる！！」

カラ松は俺から弁当を貰うと玄関で靴を履く。

カラ松「一松！行ってくる！少し顔を近付けてくれないか？」

僕はカラ松に言われた通りに顔を近づける。

チュッ

一松「なっ！？！」

ほっぺにキスされた。
顔がだんだん赤くなってくる。

カラ松「行ってくるぜ！俺の可愛い奥さん？その赤い顔、他の人には見せるなよー！」

カラ松はそう言うと、玄関の戸を開けて走っていった。

一松「まっ、まちやがれぇぇぇ！」

朝早く、俺の叫び声が明塚区全体に響き渡った。

−−−−−−
カラ松side

仕事を始めて三日目の朝。
一松がつくってくれた弁当を持っている俺はとても機嫌が良かった。

今日はこれで頑張れる。
早く昼にならないかなぁ。。。

俺はキョロキョロと辺りを見回す。
今日はグイモンはまだ来てないみたいだった。

「松野さん！、今日、白石さんは昼からの出勤なので僕と午前中は仕事が一緒です。お願いしますね。」

良かった。。。午前中は平和だ。

カラ松「よろしくな！」

「それにしても松野さん、大変ですねぇ。。。」

カラ松「なにがだ？！」

「黒蝶に狙われるだなんて。。。」

可哀想です、そう続けて言う目の前のやつの言葉が理解できなかった。

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