恋よりも愛よりも何よりも君がいいんです！ カラ一 part2

繋ぐもの ページ16

カラ松side


一松にプリンを買ってくることを条件に昨日のことを許してくれた。

カラ松「(喜んでくれるだろうか。)」

プリンを買った帰り道、少し早歩きで家へと向かう。

そのとき、ふと店の扉に貼られたチラシが目にはいる。

チラシには恋人用のペアリングなどが載っていた。

カラ松「(これを一松にプレゼントしたらつけてくれるだろうか。。。)」

思えば、付き合ってから一松にきちんとした贈り物をしたことはなかった。

だったら、これを見つけたことを気に短期バイトでもして一松にプレゼントしようか。。。

カラ松「決めた！一松、待ってろよ！！」

そう意気込んだ俺は小走りで家に帰った。

−−−−−−−

ガラガラ

俺はただいまと言うと一松のもとへ行く。

襖を開けると愛しい人。
家に帰れば愛しい人が迎えてくれる。

何て幸せなんだろうか。

カラ松「ただいま！」

一松「おかえり。。。」

一松の隣に腰を下ろすとプリンを一松に食べるかきく。

一松「ごめん。あとで食べる。」

一松は元気がなかった。

そのとき見てしまったんだ。
一松の目が赤いことが。

きっと泣いたんだ。
俺は一松に聞いてみた、まぁ、一松が本当のことを言ってくれるわけないのだけど。

カラ松「一松？寝るのか？」

一松「うん。」

いつもなら、俺の肩に頭をのせたり膝枕を大人しくされてるのに。

きっと気分じゃなかったんだよな。

じゃあせめて、一松の全てが幸せに包まれるように。

夢の中までは一緒にいられないから。。。

カラ松「一松がいい夢を見れますように。」

一松が悲しげな笑みを浮かべた気がした。

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