Story.5 ページ6
｢お祭りでもやるの？｣
｢まぁ、似たようなもんや。楽にしとき。｣
｢そう言われてもなぁ、完全に私だけ部外者じゃん｣
騒ぐ隊士の中にはこれといった知り合いも居らず、五番隊の雰囲気に乗り切れず固まっていた私だったのだが、
｢あ！来た来た！！A！久しぶり！！｣
中庭の輪の中から私に手を振ってきたのは霊術院時代の友達、雛森桃であった。
アウェイの場所で知り合いに出会えた時の安心感。この時ほど桃に感謝したことはない。
｢桃！！そういえばアンタ五番隊だったね！大丈夫？真子に何か変なことされてない？｣
｢Aお前なぁ！そんな俺悪いことせェへんて｣
しかし、落ち着いたものの、中庭を隊士たちが囲むこの光景はどう考えても異常なもので。
お祭りじゃ、ねーだろ。
そう思った私が
｢...一体何が始まるの？｣
そう桃に尋ねるとキョトンとした顔で私を見たあとで、笑いながら説明してくれた。
｢え？平子隊長から聞いてないの？藍染副隊長が私たちに斬魄刀の能力を見せてくれるんだって！！｣
｢へぇ...で、なんで私が？｣
｢Aは私の友達だからって特別に呼んでいいって副隊長が！！｣
｢別に私人の斬魄刀のことなんて興味無いからな、帰っていいかな？｣
藍染の斬魄刀の始解に興味が無い。これも本心なのであるが、そんな事のために私の昼寝を邪魔するな。こちらの気持ちが強い。帰りたい。
けれど遠回りに言葉を使うのはあまり性に合わないので
、バッサリ断って帰ろうと私がそう言った時、
｢そんな寂しいことを言うなよ、宮本くん。｣
後ろから聞こえたのは今一番聞きたくなかった声で。
｢タイミング悪すぎですよ藍染さん。｣
苦笑いをしながら振り向けば案の定、そこにいたのは本日の主役、藍染惣右介その人である。
｢君なら帰ってしまうかもしれないと思ってね。直接声をかけに来たんだ。折角だから見ていってくれよ｣
バッチリ私個人に“帰るなよ”そう釘を指すと、笑顔を浮かべてながら彼は輪の中心へと出ていった。
｢いいなぁ、藍染副隊長と仲良さそうで｣
｢...どこが。あの人本当に行動も思考も読めないから困る。
もう帰れないじゃん！！どうしてくれんだよ私の昼寝の時間がぁぁぁ！！｣
そして完全に帰るタイミングを失った私は、大人しく桃と並びながら藍染さんの斬魄刀の“始解”を見ることにしたのである。
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mochi(プロフ) - 霊圧食べて元気出る飢餓王さん可愛い…( ˙-˙)w (2022年1月9日 11時) (
レス) @page10 id: 25f818244b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - Angielina Ogasawaraさん» すみません、この作品を書いたのが二年近く前なので弓親の登場箇所を覚えていなくて……。訂正するために読み直しますのでお待ちください。それか、登場箇所が何話だったか教えていただけると嬉しいです (2019年1月25日 23時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
Angielina Ogasawara(プロフ) - 弓親の名字が違います。長谷川ではなく綾瀬川です。訂正お願いします。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 4b9d4590db (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 私の作品で不快になられたのなら申し訳ありませんでした。時系列は小説の設定のためわざと狂わしていますので直す予定はありません。私はそういうのも含めて夢小説の醍醐味だと思っておりますので、この小説が肌に合わないようでしたら他作品の方へお願いします。 (2018年12月23日 21時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - 時間列がずれすぎだと思います。100年前には白哉はまだ子供で、そのうちにルキアが13番隊に入隊するのはおかしいです。それと、まだ11番隊隊長は更木剣八ではありません。キラ、恋次、雛森の3人で演習の時は既に五番隊隊長は藍染惣右介です。 (2018年12月23日 8時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2017年8月1日 23時
