Story.34 ページ37
｢何ボーッとしてるんスか、Aサン！！｣
｢...！！...すいません｣
耳元で大声で叫んだ浦原さんの声でハッと我に返る。
しかし先ほどの出来事が頭から離れない。
が、そんなことをグルグル考える余裕も今は無いようだ。
｢う゛ああああぁぁぁぁッ！！｣
｢！？真子！！｣
目の前の虚化している仲間達を見れば一目瞭然、山積みになったたくさんの問題。
...かなり虚化が進んでいる。早くしないと手遅れに。
｢浦原さん、私情は後回しです！真子達の処置を先に！｣
｢だけど...ここまで進行した状態じゃあここでの処置は...｣
｢でも...！このままじゃ確実に皆虚に飲まれて死にますよ！？｣
｢そんなことは分かってますよ！！｣
...虚化が進みすぎているのか。
私がほぼ完全に虚化した時は、私自身に虚化の知識があって、浦原さんに虚化した私を力で抑え込む余力があって、無事に虚に打ち勝てた。
...私にはこの状態の真子達を抑え込む方法がわからない。
そんな時、口を開いたのは、
｢浦原殿、...そして宮本殿。あなた方はどうやら
“虚化”という耳慣れぬ名を持つ
ならばこのことの“対処法”も知っている
そう考えてよろしいか！｣
｢...握菱さん！！｣
｢...知ってます。...賭けの様な方法ですが...｣
｢承知！それでも何も無いよりは良い！！
今から彼等8人全員を
隊舎の設備があれば彼等の命は救えましょう！｣
｢
そんな...どうやって...｣
｢“時間停止”と“空間転移”を使います｣
｢...何だって？｣
｢どちらも禁術、故に今より暫しの間、耳と目をお塞ぎ願いたい！｣
そう言って先に時間停止を真子達にかけ始めた握菱さん。
私が握菱さんの方を見まいと目線を逸らすと、同じく握菱さんから目を逸らしている浦原さんからかかった声。
｢...Aサンは隊舎戻って下さい｣
｢...え？｣
｢十三番隊舎に戻れって言ってるんスよ｣
振り向けば浦原さんは真っ直ぐにこちらを見ていた。
そして差し出されたのは折りたたまれた紙の切れ端。
これは...厄介払いじゃない。
...そういうことか。
｢わかりました、任せて。真子達をよろしく。｣
｢勿論っす｣
私はその紙切れを受け取ると、隊舎の方へ駆け出した。
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mochi(プロフ) - 霊圧食べて元気出る飢餓王さん可愛い…( ˙-˙)w (2022年1月9日 11時) (
レス) @page10 id: 25f818244b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - Angielina Ogasawaraさん» すみません、この作品を書いたのが二年近く前なので弓親の登場箇所を覚えていなくて……。訂正するために読み直しますのでお待ちください。それか、登場箇所が何話だったか教えていただけると嬉しいです (2019年1月25日 23時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
Angielina Ogasawara(プロフ) - 弓親の名字が違います。長谷川ではなく綾瀬川です。訂正お願いします。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 4b9d4590db (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 私の作品で不快になられたのなら申し訳ありませんでした。時系列は小説の設定のためわざと狂わしていますので直す予定はありません。私はそういうのも含めて夢小説の醍醐味だと思っておりますので、この小説が肌に合わないようでしたら他作品の方へお願いします。 (2018年12月23日 21時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - 時間列がずれすぎだと思います。100年前には白哉はまだ子供で、そのうちにルキアが13番隊に入隊するのはおかしいです。それと、まだ11番隊隊長は更木剣八ではありません。キラ、恋次、雛森の3人で演習の時は既に五番隊隊長は藍染惣右介です。 (2018年12月23日 8時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2017年8月1日 23時
