Story.13 ページ15
｢これで隠していたことは全て話しました
本当にすみませんでした｣
そう言って浦原さんは私に深々と頭を下げた。
｢...まあ、そんな事だろうと思っていました｣
しかし、これが私の正直な感想である。
大きなリアクションをした方が良かったのか、泣け叫んだ方が良かったのかは分からないが、現実的にあまり驚いていなかった。
｢...私が死神になる前に虚化しかけていたことには驚きましたけど、浦原さんが私に何かしら隠し事してたことには気づいてました。
それに私の斬魄刀、私の中に入り込んできた霊圧を片っ端から食べちゃうので記憶操作の効き目も薄いんです。暴走した記憶もうっすらですけど残ってます。
むしろアンタが私に話さえしなければ隠し通せると思っていたことに対しての方が腹立たしいです。｣
ポカンとした顔を浦原さんに私も言いたかったことを言いたいだけ言うとスッキリした。
けれど、もう一つ私が感じていたことといえば。
｢...で、要件は何ですか？本題はこれじゃないでしょ｣
｢アハハ、Aサンそんな所までお見通しで。
...そろそろボクがあなたに打った抗体薬が切れます。
後3分って所でしょうか｣
｢...え？｣
｢最近アナタの斬魄刀の性格がちょっと丸くなってませんでした？｣
｢...なってました。｣
｢アレは抗体が鎮静剤のような役割をしていたお陰です。そして、無理やり押さえ込んでいた分、副作用で抗体が切れるとおそらくアナタ、暴走します。｣
｢ちょっと待って、いきなり凄いこと言い出しますね。｣
｢Aサンなら大丈夫っすよ！アナタの身体が暴れる分は外側からボクが制圧しますんで、アナタは内側で、もう1回自分の斬魄刀を叩きのめして来てください。
抗体の効き目、後3秒で切れます。｣
｢えっ....｣
私があたふたしていると突然意識が引っ張られる感覚がしたかと思うと、気がつくと私は知らない場所にいて、驚いて辺りを見回した。
重い腰を上げて立ち上がると目の前に降り立った人影。
どこか野生を漂わせる風貌の銀髪の若い男。
ニヤリと上がった口角の隙間から見える鋭い牙と、人を射殺せそうな程鋭い眼光を放つ琥珀色の目。
そして、顔の一部、少しだけ残っている仮面。
｢よぉ、A。｣
聞き覚えのある声。そうか、コレが奴の本来の姿。
｢...はじめまして、餓狼、飢餓王｣
私がそう口にしたのとほぼ同時、飢餓王が私に拳を振り上げた。
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mochi(プロフ) - 霊圧食べて元気出る飢餓王さん可愛い…( ˙-˙)w (2022年1月9日 11時) (
レス) @page10 id: 25f818244b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - Angielina Ogasawaraさん» すみません、この作品を書いたのが二年近く前なので弓親の登場箇所を覚えていなくて……。訂正するために読み直しますのでお待ちください。それか、登場箇所が何話だったか教えていただけると嬉しいです (2019年1月25日 23時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
Angielina Ogasawara(プロフ) - 弓親の名字が違います。長谷川ではなく綾瀬川です。訂正お願いします。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 4b9d4590db (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 私の作品で不快になられたのなら申し訳ありませんでした。時系列は小説の設定のためわざと狂わしていますので直す予定はありません。私はそういうのも含めて夢小説の醍醐味だと思っておりますので、この小説が肌に合わないようでしたら他作品の方へお願いします。 (2018年12月23日 21時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - 時間列がずれすぎだと思います。100年前には白哉はまだ子供で、そのうちにルキアが13番隊に入隊するのはおかしいです。それと、まだ11番隊隊長は更木剣八ではありません。キラ、恋次、雛森の3人で演習の時は既に五番隊隊長は藍染惣右介です。 (2018年12月23日 8時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2017年8月1日 23時
