Story.10 ページ12
｢あの...浦原さん。私生粋の江戸っ子なので機械とか薬品だとかハイテクな物に耐性がなくてですね...帰っていいですか。｣
｢はぁ...今日ここに来てそれしか口にしてないですよアナタ。
それに今日は真面目な話なので帰っちゃダメっす。｣
｢...外でしましょう、外で。｣
｢こっち来てください｣
｢堂々と無視ですか｣
渋々入った少し広めの研究室の中は薄暗い。
所狭しと左右に並ぶガラス管には何だか気持ちの悪い色をした液体が入ってるし、ボコボコ気泡が出てるし。
なんかメスっぽいもの落ちてるし、変な音聞こえるし、薬品の入混ざった匂いもするし。
そんな中迷いなく進んでいく浦原さんにブツブツ文句を言いながらついていくと、一段と開けた場所に出た。
そこの真ん中に置いてある台の上には黒い宝石のような何かが乗っている。
...なんだ、これ。
まあ、そう思った所で特に研究者の作ったものや素材に興味の無い私は浦原さんの方へと視線を向けた。
｢で、何ですか。私をこんな所まで連れてきて。｣
｢...Aサンに大事な話がありまして。｣
｢何ですか、告白ですか、場所は選んだ方がいいですよ｣
｢冗談を言う場所と空気も選んだ方がいいっすよ｣
｢...じゃあ、何ですか｣
｢コレについてっス｣
そう言って彼が手に取ったのは、まさに目の前にあった黒い宝石であり。
｢...珍しい宝石でも見つけたから自慢したかったんですか？初めて見ましたそんなの｣
そう言ってその宝石にてを伸ばそうとしたら、触っちゃダメっすと言ってやんわりと浦原さんに手を払われた。
...なんか納得いかない。
｢見るのが初めてなのは当たり前っすよ、何年か前にボクが作ったものなので。
名を“崩玉”と言います｣
｢...また随分と物騒な名前を付けましたね。不吉ですよ。｣
｢不吉...か。まあ外れちゃいません。｣
｢で、コレを見せるために呼んだんですか？｣
｢半分当たりで半分ハズレっす。
崩玉について話しておこうという意図も確かにありましたがメインはそれじゃない。
...ボクはいくつもアナタに謝らなければならないことがあるんです。いくつも事実を包み隠していました。
それをきっちり今日、アナタに伝えようと思います｣
そう言って私の方を真っ直ぐ見た浦原さんの表情にはいつものようなふざけたものは全くなくて。
...どうしよう、嫌な予感しかしない。心の準備をさせてくれ。
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mochi(プロフ) - 霊圧食べて元気出る飢餓王さん可愛い…( ˙-˙)w (2022年1月9日 11時) (
レス) @page10 id: 25f818244b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - Angielina Ogasawaraさん» すみません、この作品を書いたのが二年近く前なので弓親の登場箇所を覚えていなくて……。訂正するために読み直しますのでお待ちください。それか、登場箇所が何話だったか教えていただけると嬉しいです (2019年1月25日 23時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
Angielina Ogasawara(プロフ) - 弓親の名字が違います。長谷川ではなく綾瀬川です。訂正お願いします。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 4b9d4590db (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ♂ｒｅｏｎ♀さん» 私の作品で不快になられたのなら申し訳ありませんでした。時系列は小説の設定のためわざと狂わしていますので直す予定はありません。私はそういうのも含めて夢小説の醍醐味だと思っておりますので、この小説が肌に合わないようでしたら他作品の方へお願いします。 (2018年12月23日 21時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - 時間列がずれすぎだと思います。100年前には白哉はまだ子供で、そのうちにルキアが13番隊に入隊するのはおかしいです。それと、まだ11番隊隊長は更木剣八ではありません。キラ、恋次、雛森の3人で演習の時は既に五番隊隊長は藍染惣右介です。 (2018年12月23日 8時) (レス) id: d13ee7ed1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2017年8月1日 23時
