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｢あ、夜闇くん｣
｢そうやって呼ぶのは辞めてくれんかえ、流石に厨二病みたいで我輩恥ずかしい｣
｢そんなの今更でしょう、零くん｣
時刻は夜の7時半。
そろそろ帰ろうと、書類を纏めていた手を止めて荷物をまとめ職員室から出る。
すると廊下でばったりと朔間零くんに遭遇した。
昼間は見なかったけど…やはり彼の本領発揮の夜だからか、顔色は普段明るい時に見るよりかはずっと良い。
ほんのり汗をかき、練習着の首元を掴んで空気を送り込んでいる彼はどうやらレッスン中らしかった。
まあまだ7時半だし。これくらいの時間ならば残ってる生徒も多い。
特に驚くことも無く私は彼に話しかけた。
｢それにしても久しいのぅ、今の今までどこで何をしておったのじゃ｣
｢仕事だよ。学校に来たのは今日の昼頃かな〜｣
｢結構早かったんじゃな？
我輩の所に来てくれなかったから、てっきり今日は居ないと思ったぞい｣
｢あ〜結構色んなところ回ってたからね｣
話しながらまだ1度も使ってない新品のタオルをカバンから取り出して彼に渡す。
彼はそれを受け取ると優しく自分の額に押し付けた。
｢今度からは学校に着いたらすぐ我輩の所に来ておくれ、1番に会うのは我輩がいいのじゃよ｣
｢え〜どうしよっかな
どうせ行っても寝てるでしょ零くん｣
｢なぁに、A先生の声を1度聞けば直ぐに目覚めるわい｣
くつくつと喉を鳴らして私の髪を1束掬いとった彼は、そのまま髪に口付ける。
普通の女の子ならばここで恋に落ちるんだろうけどなぁ。
生憎私はドラマとかで慣れちゃってるし、加えて零くんがこういう性格だと把握しているため動じることは無い。
大した反応を示さない私を見て、零くんは不満げに顔を歪めた。
｢そこは赤面するところじゃろう｣
｢ごめんね〜君の行動は粗方読めてるから。
じゃ、私は明日早いからそろそろ帰るよ｣
メンバーの皆にもよろしく伝えといて、と頭をぽんぽんと撫でれば、彼はさっきの不満そうな顔から笑顔に変化させ嬉しそうに目元を細めた。
｢おやすみ、良い夢を…A｣
｢先生ね、せ・ん・せ・い
全く、なんで君達朔間兄弟は同じことするかな｣
｢凜月のことかぇ！？詳しく教えてほしいのう！｣
｢あーはいはい明日ね｣
興奮気味にこちらに詰め寄る彼をぐいっと押し離して、今度こそ私は帰路に着いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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ひかり(プロフ) - 月兎さん» 承知しました！お話に入りきらなくて続編での更新になる可能性が高いですが是非読んでくださいね！ (2020年3月26日 15時) (
レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストします。羽風先輩VS神崎くん と 神崎くんと時代劇の撮影と伏見くんVS茨くんをリクエストします。更新頑張ってくださいね。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: fdb5669a18 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです…！リクエスト、応えられるよう頑張ります！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエストよろしいですか？「ライハ組とりっつが、ひっそりと夢主の好きな所を話し合ってる」みたいなのが見てみたいです！毎回面白くてにやけながら読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - リクエストに答えて下さりありがとうございます！！凛月くんの方も楽しみにしていますね！！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年2月12日 22時
