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『私が聞いたのはここまでよ。“いずれ話す”は実行されなかった。』
Aは窓に映る自分を見ると振り返ってダンブルドアを見た。
『おそらくこれは本当の話でしょ？』
「…そうじゃ。」
ダンブルドアは苦々しく答える。
『それじゃあ父が生徒だった五十年前の話という事ね。…恐らく父は継承者だった。』
Aは鋭い視線でダンブルドアの目を射抜く。
「……わしもそう考えておる。奴は…」
『何？』
一向に次の言葉を発さないダンブルドアにAは顔を顰める。
「奴はハグリッドをマグル出身者の女子生徒を襲った犯人だと言って突き出した。」
『ハグリッドを…？』
確かにハグリッドは危険な魔法生物を沢山育てているが、流石にハグリッドの監視下で人を殺すなど愛情を持って育ててくれているハグリッドに対して親不孝なことは魔法生物だろうとしないだろう。
『その後、襲撃はあったの？』
「流石にヴォルデモートもそこまで愚かではない。ハグリッドを突き出してからは一度も襲撃事件はなかった。…次の継承者が現れるまで再び部屋と怪物を封印したのじゃ。」
ダンブルドアは静かにそう言った。
『言っておくけど、いくら私がヴォルデモート卿の娘でも、スリザリンの血を引いていても、“今回の”継承者では無い。』
「どういう意味じゃ。」
『継承権はあるということよ。恐らくね。』
ヴォルデモート卿が継承者だったのなら、非マグル生まれ。
この二つが恐らく継承者に求められるもの。
半分はホグワーツの生徒の大半がクリア出来るがパーセルマウスとなると何十年、もしくは何百年に一人くらいの確率でしか蛇語が話せる生徒はいないだろう。
(しかし、現在の時点でA、ハリー、そして今回の継承者と三人ものパーセルマウスがいるとなると“マーリンの髭！”と叫びたくなるが。)
Aはどちらの条件もクリアしている。
「…そういう事じゃったか……」
『何？』
突然、ダンブルドアは恐怖の顔で顔を引き攣らせた。
「確かに、スリザリンの素質を持っている、という意味でパーセルマウスは必須かもしれん。しかし、もっとパーセルマウスでないとならん理由があったのじゃよ。」
『…理由…………まさか、』
Aは目を見開いた。
「流石、よく勉強しておる。そうじゃ……秘密の部屋の怪物は……
バジリスクなのじゃ。」
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ドナ(プロフ) - uさん» コメントありがとうございます！ええええ、シンプルに嬉しすぎます！！！！ありがとうございます！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 最高本当に好きです泣泣 (2021年2月14日 15時) (レス) id: 01ce421b84 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。もっと星連打して貰えるように頑張ります！ (2021年2月2日 5時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 大好きなので既に投票済みとなっても星連打してました。。 (2021年2月1日 18時) (レス) id: b1e8907435 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - satou_nogohanさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。ご期待に添えるように沢山更新頑張りますね!! (2021年1月31日 0時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年1月15日 1時
