3-ロックハート三昧 ページ3
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『こんばんは、セブルス。』
Aが挨拶をするとぶっきらぼうに｢あぁ。｣と言うだけだった。
いつも通り、食事は前菜から始まり、たわいも無い話をした。
『そうだ、私十ふくろうとったの。』
「らしいな。」
『…相変わらず喜ばないの。』
Aはステーキにフォークを突き刺しながら言う。
「お前の普段を見ていたら目に見えて分かった結果だ。」
『珍しい、褒めてる？』
Aが少し調子に乗って尋ねるとスネイプは溜息を着いた。
『私って首席？』
Aはめげずに尋ねる。
「十二ふくろうを取った奴がいる。」
『十二？』
十二ふくろうは全教科取らないと不可能な数だ。
『有り得ない。』
「だが、どういう訳か十ふくろうなのに十二ふくろうの総合得点を超えたヤツがいてな。」
『あら、大変。』
Aはニヤッとする。
「校長が理事と話し合っている。新学期が始まればわかるだろう。」
スネイプはそう言って細かく切り分けられた肉を口に運んだ。
それを合図にAは首を振って封筒に入っていたもう一枚の紙、毎年恒例の準備する物リストを読む。
…が、五秒で思考が停止する。
『セブルス、これって間違い…でしょ？』
「…残念なことに手紙は間違ってなどおらん。」
“六年生は次の本を準備すること。
基本呪文集(六学年用) ミランダ･ゴズホーク著
泣き妖怪バンシーとナウな休日 ギルデロイ･ロックハート著
グールお化けとクールな散策 ギルデロイ･ロックハート著
鬼婆とオツな休暇 ギルデロイ･ロックハート著
トロールとのとろい旅 ギルデロイ･ロックハート著
バンパイアとバッチリ船旅 ギルデロイ･ロックハート著
狼男と大いなる山歩き ギルデロイ･ロックハート著
雪男とゆっくり一年 ギルデロイ･ロックハート著
(以下省略)”
『…ねぇ、セブルス、今後のために聞いておく。新しく闇の魔術に対する防衛術の先生はどなた？』
「…」
ギルデロイ･ロックハートは最近出てきた若い魔法使いだ。
本の中身(半分)と顔だけは褒められるものであるが、Aはそれをひけらかす“性格”が全く受け付けられなかった。
(とは言っても、マダムや普通の女性は釘付けらしい。)
こんなにロックハートの本を教科書にするなんてロックハート好きの魔女かロックハートご本人以外考えられない。
『答えなくてもいい。どちらにしても“喜ばない”から。』
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ドナ(プロフ) - uさん» コメントありがとうございます！ええええ、シンプルに嬉しすぎます！！！！ありがとうございます！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 最高本当に好きです泣泣 (2021年2月14日 15時) (レス) id: 01ce421b84 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。もっと星連打して貰えるように頑張ります！ (2021年2月2日 5時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 大好きなので既に投票済みとなっても星連打してました。。 (2021年2月1日 18時) (レス) id: b1e8907435 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - satou_nogohanさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。ご期待に添えるように沢山更新頑張りますね!! (2021年1月31日 0時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年1月15日 1時
