【黒バス】赤司家のお嫁さん。

7 ページ7

.




壁にかけてある

時計を見れば



１１時をまわっていたの







私、あれからずっと


黄瀬さんがのってる

雑誌を見てたんだ









.









寝転んで

見てたせいもあって




タラーッ

て、髪の毛が落ちてきたの



その髪を

チラッてみて

つかんでみたら






「...パーマ、とれかけてる」









最近

いってなかったから

とれちゃったんだ








.









こんなところが

嫌いになったのかも





...なんて

今日何度目になるかわからないけど



また嫌なことを

考えてしまうの





思い当たることが

たくさん


...あるから









.









私とは違って



征くんは

きちんとした人なんだ


服装も、髪型も









.









失恋したら

髪を切るって言うけど





浮気されても


「...切っても......いいのかな」









さっぱりしたいんだ

このモヤモヤした気持ちを





じゃないと

いつまでたっても


私、うじうじしてしまう









.









机に置いてあった

ケータイに手を伸ばして




「...今からでも、大丈夫ですか？」


て、行きつけの美容室に電話して

予約できるか

聞いてみたの





そしたら


大丈夫ですよ

て、いってくれて



行く支度をしたんだ








赤くなった目は

化粧とかで誤魔化したの


で、その上から

サングラスをかけて



出かけたんだ









.









今おもえば

今日は、家で大人しくしてれば良かったんだ





そうすれば

あんな所を



見なくてすんだんだ

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す