【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百五十四件目 ページ6

鬼灯side


お香「アラ、それは大変ね・・・」


事の成り行きをとりあえず閻魔大王と幼馴染であるお香さんに話しました。


閻魔「でも1日だけなんでしょ？ワシは別にいいけどな〜」


「ヒゲヒゲだぁ〜！」


閻魔「・・・孫が一人増えたみたいで好きだなぁ」


鬼「ほっこりするな」


「このお姉さん誰？」


鬼「お香さんですよ」


「お香ちゃん！？お姉さんみたい！！」


お香「ありがとう、Aちゃん」


「じゃあこのおじさんは？」


鬼「閻魔大王です」


「あ、知ってる！！お兄ちゃんの知り合いだよね？」


閻魔「うん、そうだよ」


さて、どうしましょうか。

昨日はとりあえず心配だったので一緒に寝ましたが、

今日の仕事はどうしましょう。


お香「うちで預かりましょうか？鬼灯様、忙しいでしょ」


鬼「嫌ですよ！忙しくてもこんなに可愛いAを見れる機会失いたくありません！！
　 日ごろ可愛いけど！！！」


お香(やっぱりよね)


鬼「いいですか、A。今日は私の傍にいて下さいね」


「はーい！」


鬼「いい返事ですね」


唐瓜「鬼灯様ー、三途の川の掃除終わりましたーってえ！？」


鬼「唐瓜さんに茄子さん。ありがとうございます。では次は「いやいやいや」はい？」


唐瓜「その子供どうしたんですか！？」


茄子「若干A様に似てるよなー。服装もだけど」


唐瓜「まさか鬼灯様とA様の子供っ！？」


「いえ、A本人です」


唐瓜/茄子「「！？」」


また説明しないとですね。

唐瓜さんと茄子さんにも昨日の事を説明しました。


「鬼灯、このお兄さん達は？」


鬼「唐瓜さんと茄子さんです」


「初めまして！Aって言います」


Aがペコリと二人にお辞儀する。


鬼「偉いですね」


「はい！初めて会った方には自己紹介をしなさいってお兄ちゃんが言ってました！」


茄子「あのお兄さん、普段はマヌケなのにしっかりしてたんだ」


唐瓜「お前が言えるセリフじゃねぇからな」


「・・・・・」


鬼「どうしましたか？」


「ここの人達はとても優しいね」


唐瓜「ん？これが普通だと思うけど・・・」


「いつも石投げたり、バカにされたり、殴られたり、蹴られたりしてるけど普通じゃないの？」


全員「「「「え？」」」」


「だからあんまり外に出てないし、出たくなかったけどね」


お香「そういえば、昔Aちゃんイジメられてたわね」


唐瓜/茄子「「え・・・」」

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