【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百八十七件目 ページ40

烏頭「ということでこの後一杯どうだ！！」


「何でそうなる」


烏頭「いいじゃねーか。バレンタインのお返しって事で」


「お香ちゃん、どうやら今夜は烏頭が奢ってくれるらしい」


お香「そうなの？」


烏頭「お、おう！！任せとけ！！」


蓬/貴((チョロイな))


蓬「・・・さっきから鬼灯がこっち見てるんだけど」


三人「「「え？」」」


振り返ってみると、そこにはかなり怖い顔した鬼灯がいた。


「・・・・何で不機嫌なの、あの子。反抗期？」


烏頭「・・・いや、それはないだろ。腹でも痛いんじゃね？」


蓬/お香((理由は明白))


烏頭「お前もくるか、補佐官様よぉ」


鬼「ええ、もちろん行きますよ。烏頭さんの奢りと聞いたので」


烏頭「え！？お前は払えよ！！チョコお前から貰ってねぇからな！！」


三人(((そこが基準か？)))


鬼「そうですね・・・・誰かから「チョコ」貰ってませんからね」


お香「・・・・鬼灯様にあげてないの？」


「・・・・あ。でも、もうチョコないんだよね。今年は何故か余らなかったし」


いつもは余るぐらいのチョコを作っているのだが、

何故か今年は余りが出なかった。

ここからは四人で作戦会議。


蓬「・・・だから不機嫌なんだよ。どうする？」


「・・・他の子からたくさんもらったのに？」


お香「・・・そういう問題じゃないわ、Aちゃん」


烏頭「・・・いっそ「私がプレゼントだよー」って言えば解決するだろ。
　 あんなんでも少しは機嫌良くなるんじゃねぇか？」


「・・・そういう手があるのか」


蓬「・・・それ、アイツ本気で信じるだろ。やめとけって」


お香「・・・そうね。ちょっと危ないわ」


「・・・じゃあどう機嫌よくしてもらう？」


蓬「・・・好きなもので釣るとか？」


お香「・・・ダメだわ。それだとさっきのと同じよ」


蓬「・・・そっか」


「・・・やっぱり「プレゼントは私作戦」じゃないと解決しないんじゃ」


お香「・・・もっと良い解決方法があるわよ！多分」


鬼「何さっきからコソコソ話してるんですか？」


四人「「「「！！！！」」」」


振り返ると、さっきより機嫌が悪くなってる。


「やっぱりあの作戦しか・・・！！」


烏頭「早まるな！！とりあえず、仕事終わったら四人で飲みに行く！！それでいいな！！」


鬼「・・・・そうですね。そうしましょう」


四人((((一応大丈夫かな・・・？))))

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