【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百八十五件目 ページ38

梅「いつもAちゃんと、夫がお世話になってます」


そう言って梅さんはチョコを白澤に渡した。


白「え、いいのもらって？旦那さん怒るんじゃ・・・」


梅「別に大丈夫ですよ。義理チョコですもの。本命はもちろん夫です」


白「あー、そう？なら受け取るね」


椿「あのね！つばきも、おにーちゃんのために作ったよ！」


椿ちゃんもそう言って白澤にチョコをあげる。


椿「ほんめい？チョコって言うんだって！！あげる！！！」


白「ありがとう。大切に食べるね」


そう言って白澤は椿ちゃんの頭を撫でる。

するとパッと笑顔になる椿ちゃん。


「あ。これ良かったら家族で食べて下さい」


そう言って私は渡す予定だったチョコケーキを梅さんにあげる。


「本当は手作りにしたかったんですけど、時間がなくて・・・」


梅「あら。いつもいいって言ってるのに・・・でも、ありがとうね」


椿「あ！Aおねーちゃんにもあげる！！」


椿ちゃんはそう言って一口サイズのチョコを私にくれた。


「ありがとう。味わって食べるね・・・あ、時間。じゃあ私はこれで」


そう言って私は次の場所に向かった。









iｎ衆合地獄


「ゴンちゃん、やっほー」


ゴン「お？Aちゃん？どーした？」


「このチョコ、妲己姐さんに渡してくれない？多分今忙しいと思うからさ」


ゴン「そうだのぉ・・・今忙しくていないの」


「あ、それとこれはゴンちゃんにあげる。何だかんだで仲良くしてもらってるし」


ゴン「・・・義理チョコ？」


「うん。これから色んな子に渡さないとだからこれで」


そう言って私はゴンちゃんと別れ、衆合地獄でお世話になったり、

よく遊んだりしてる子達にチョコを渡した。


「・・・・お香ちゃんがいない！？どこ！！！」


女の子「お香さんなら、閻魔殿に向かいましたよ。
　 チョコありがとうございます、A様」


「教えてくれてありがとう！今度また遊ぼうな」


女の子「はい！！(やったわ！今度A様と遊べるわ！！)」


すれ違いにならないように急いで閻魔殿に向かった。

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