【あんスタ】悪魔と魔王の復讐劇～作戦２～【朔間零】 (ページ16)

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革命　９６ページ16

観客の歓声。
眩しすぎるスポットライト。
暗闇を照らすペンライト。
鳴りやまない音楽。
隣はずっとこの日を夢見ていた相棒。

私達は全力で踊り、歌い、見せる。

「この日限定のユニットだけど盛り上がってる～っ！？」

里奈が観客に声をかける。
それに答える観客達。

「まだまだいけるでしょ！？」

私が声をかけると観客は一層答えてくれた。
嬉しい、楽しいよ。
隣をチラッと見ると、相棒と目が合う。
互いに微笑み、最後の曲を歌う。

もちろん、勝ったのは私達。
舞台袖に戻ると、そこには次の敵が拍手をして迎えた。

「さすが。素晴らしいパフォーマンスだったよ」

「英智・・・」

「次は僕達『fine』との対決だけどちょっと侮っていたよ。
　即席で作ったユニットがここまで素晴らしいとは思わなかったよ」

「お褒めの言葉ありがとうございます、皇帝さん。
　首の皮剥がれないといいですね。こっちは全力で剥がしに行きますが」

互いに微笑み合う。
ドンパチが始まるまで、あとちょっと。