[NARUTO]うちはと千手。 (ページ2)

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一話ページ2

「ねぇねぇ君たち何してるの！？」

「「！！」」

いきなり馴れ馴れしく肩を叩かれたと思ったら、
明るい女の声。

反射的に二人は一斉に振り返る。

そこには

「ど、どえらいべっぴんぞ！！」
「…」

自分たちと同じか、少し上の女が
満面の笑みを向けていた。

「ぺっぴん？それって私のこと？
ふむふむ。君はいい眼をしているね！」

そうやって「にしし」と笑う。

「…っでもう一回聞くけど、何してたの？
…ってあ！！もしかして水切り！？」

女はくせっ毛の子が持っている石ころが
視界に入った瞬間、大声をあげた。

っとそれと同時に企み顔を浮かべる。

「なるほどね、ちょっとかしてごらん…！」
「あ、おい！」

そう言ってくせっ毛の子から石を奪い、
何度か手のひらで転がす。

そして彼女の口角が上がった瞬間、

石を思いっきり川へ向かって蹴った。

パシャ

パシャ

パシャ

コツ

石は華麗に水面を跳ねると、
導かれるように陸の上についた。

「すごいでしょー！！
多分のここで一番上手なのは私だね！」

「…」
「…」

「とにかく、てめぇらは一体誰だ！！」

強引ながらもこれが
二人との初めての出会いだった。