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その日の夜、学校からメールがあった。
救助訓練中、ヴィラン連合と名乗るものが襲ってきたと。
そして、その戦いで相澤が重症を負ったこと。
僕は、相澤がいる病院へ走った。
A｢はぁはぁ…っ！｣
病室を覗くと、相澤は包帯だらけでベッドにいた。
A｢相澤…｣
僕は、相澤の手を握った。
包帯越しから伝わる体温に、僕はどうしようもない責任感を感じた。
A｢ごめん…相澤…｣
そう呟いて、顔を伏せる。
涙が出てくる。
相澤｢か…んざき…｣
顔を上げると、相澤はゆっくり腕を上げて、僕の頭を撫でた。
相澤｢何泣いてんだ…？｣
A｢だって、僕があの時帰らなかったら…相澤を助けられてたかも…しれないのに…｣
相澤｢お前が責任を感じることは…ない。
俺は、ヒーローとして…教師として…あいつらを守っただけだ。｣
A｢相澤…｣
相澤｢それより…悪かったな…
お前にも、辛い過去の1つや2つあるよな…｣
相澤は、多分あの時のこと…1人の方がいいって言った時のことを言ってるんだと思う。
A｢…｣
相澤｢無理に言う必要はない。
お前が、言いたくなったら言え…｣
そこまで言うと、相澤は目を閉じた。
A｢あんたなら、信じてもいいかも…｣
僕は、相澤に聞こえないように呟いた。
相澤side
ﾏｲｸ｢Hey！イレイザー！｣
マイクの声に目を覚ますと、包帯越しに体温を感じる。
相澤｢マイク。お前、俺の手握ってたか？｣
ﾏｲｸ｢は？イレイザー、おかしなこと言うなよ！｣
笑い飛ばすマイク。
昨日、確か神崎が…神崎？
神崎は、多分マイクがここに来る数分前まで、ずっとここにいた。
相澤｢ずっと、握っててくれたのか…｣
相澤side終了
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
