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ﾆｭｰｽ｢昨日、雄英高校ヒーロー科の災害訓練施設で、生徒達がヴィランに襲撃を受けた事件の続報です。警察の調べによると、犯人グループは自らをヴィラン連合と名乗り、今年春から雄英高教師に就任したオールマイトの殺害を計画していたことが新たにわかりました。警察は72名のヴィランを逮捕しましたが、主犯格の行方は依然としてわかっていません。｣
相澤の病室を出て、テレビに目を向ける。
A｢ヴィラン連合…｣
僕は、そう呟いた。
その日は、休校とメールがあって、僕は家で寝ていた。
次の日
教室に入ると、みんながUSJのことを話していた。
緑谷｢あっ、神崎君！｣
飯田｢一昨日は、大丈夫だったか？
体調不良で、早退したと聞いたが…｣
A｢…僕より、君達のが大変だったでしょ。
昨日、ニュース見たよ。…ごめん、僕だけ逃げたみたいになって。｣
僕は、顔を伏せた。
切島｢何言ってんだよ！
誰もそんなこと思ってねぇよ！｣
上鳴｢そうだぜ！無事ならそれでいいんだ！｣
A｢…ありがとう。｣
僕は、顔を伏せたまま、そう言った。
瀬呂｢神崎、もしかして泣いてる？｣
A｢は？泣いてないよ！｣
瀬呂の声に顔を上げる。
切島｢ちょっと涙目だけどな！｣
A｢うるさい、切島。｣
切島｢おっ、初めて名前呼んでくれたな！｣
上鳴｢神崎、他人に興味ないって感じだったけど、ちょっと印象変わったかも！｣
A｢そう…かな？｣
自分では気付かない変化。
多分、相澤のことがあったからだろう。
考えていると、瀬呂が肩を組んできた。
瀬呂｢神崎！今度、男同士語ろうぜ！｣
A｢あのさ…僕、女だけど。｣
そう言うと、クラス全員がぽかんとする。
瀬呂に至っては、真っ赤な顔で、僕の肩から腕を退ける。
爆豪｢てめぇ、女だったんか？｣
緑谷｢僕って言ってたから、つい男だと…ごめん…ずっと君付けで呼んでたよ…｣
A｢別に気にしてないから、君付けでいいよ。
あと、瀬呂。赤くなんな。｣
瀬呂｢だっ、だってよ！｣
ｶﾞﾗｯ!
相澤｢おはよう。｣
ドアが開いて、相澤が入ってくる。
…包帯男。
飯田｢相澤先生！無事だったのですね！｣
麗日｢無事言うんか、あれ…｣
言わないだろうな。
相澤｢俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ。
雄英体育祭が迫ってる。｣
皆｢クソ学校っぽいの来たあああ！！！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
