5. ページ6
次の日、学校の前に人混みが出来ていた。
｢あっ、君！
オールマイトの授業はどんな感じ？｣
マイクを向けられる。
A｢悪いけど、答える義理はないんで。｣
そう言って、学校に入る。
予鈴がなり、相澤が教室に入ってくる。
相澤｢ホームルームの本題だ。急で悪いが今日は君らに…学級委員長を決めてもらう。｣
みんなやりたいらしく、めっちゃ手挙げてる。
A｢ふぁ〜…｣
飯田の案で、投票になる。
結果…
A｢は？｣
何故か、僕に複数票入っていた。
なんで？
相澤｢じゃあ、委員長は神崎で、副委員長は八百万だ。｣
A｢僕、やりたくないんだけど。｣
相澤｢もう決まったことだ。｣
A｢嫌だ。｣
相澤｢はぁ…じゃあ、お前が委員長を決めろ。｣
A｢えー…んじゃ、緑谷で。｣
僕は、緑谷を指さした。
緑谷｢えっ！なんで僕！？｣
A｢だって、緑谷に結構票入ってるし。｣
そして、委員長は緑谷に決定した。
で、昼休み、僕は職員室に呼ばれていた。
相澤｢神崎。｣
A｢なんすか？｣
相澤｢お前なぁ、そろそろいい加減にしろよ。
授業も寝てばかり、目上の人に敬語もなし、クラスメイトとの交流もなし…このままじゃお前、1人になるぞ。｣
A｢…｣
1人に…
A｢別にいいよ。1人の方が気が楽だし。｣
相澤｢はぁ…ったく。｣
A｢それにさ、相澤。
1人の方がいいんだよ。…何も失うものがないんだから。｣
相澤｢お前…｣
A｢んじゃ、僕帰るわ。｣
相澤｢は？帰る？｣
A｢ん。なんか、ダルくなっちゃって。｣
そう言って、学校を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
