13…… 複雑な気持ち ページ15
Side,桃井さつき
夏休みに入った
それからすぐして各クラスの勉強会が始まった。私もその勉強会に参加した
昨日はクラスごとにしていたけれど、赤司君達のクラスの人数が少ないためか、私たちのクラスと合同になった
その中には、A君の姿があった
クラスメイトの人と話しているのか、私には気づいていなかった
そのクラスメイトさんは、A君の腕に自分の胸を寄せるかのようにしてくっついている。A君は浮かない顔をしてその子を見ていた
やっぱり、モデルの立場上、そんな事は家なんだろう……
___お願いだから、A君にくっつかないで!!
ふいに、そう考えてしまった
私はA君に好意を寄せている訳ではない。好きなのはテツ君なのに…… どうしてA君の事を考えちゃうの?
変な気持ちだな……
私、可笑しくなっちゃったのかな?
机に肘を付いて、先生の話を聞いていると、後ろから誰かにシャーペンか何かでつつかれた
振り返ると、A君がはにかむように私を見ていた
「ごめんね、さつき。久しぶりで少し話したくて」
小声で私に話しかけてきた
A君はよくモテると思う。みっちゃんもよくA君の話をしていた
あーちゃんもその話に乗って、盛り上がっていた
「うん、いいよ
それなら手紙回した方がよくない? 先生にバレたらいけないしね」
「あ、そーだね
なら、俺から手紙回すわ。前向いてて大丈夫だよ」
前まで感じてなかった胸の鼓動の速さ
なんでかな? 最近、可笑しくて仕方がない
A君と話すと可笑しくなってしまう。…… これって、なんなのかな?
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とらちゃん(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!!本当ですか!?うれしいです! (2016年4月7日 18時) (レス) id: c2527a9838 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 今回も面白かったです! (2016年4月7日 16時) (レス) id: 34676828ea (このIDを非表示/違反報告)
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