【黒バス】君の名前を俺は知らない

11…… 本領発揮 ページ13

Side,黄瀬涼太





REIYA…… 雑誌でよく見てて、スゲーカッコイイと思っていた
けど、実際会ってみると性格最悪だし…… 本当にこんなヒトがあんな風にカッコ良くなれるのかがイミフだった





＿＿でもすぐに、オレのそんな考えは消え去った





REIYAの撮影が始まると、さっきまでの怒り顔とは一変

色んな角度から色んなポーズを取って、写真を撮られる。カメラマンさんの要求だってすぐに飲み込んで、すぐに改善し始めた


すげー…… こんなの初めてみた!!



前言撤回する程の実力、これがホンリョーハッキってヤツだと思った

こんなにも、有名なモデルってスゲーんスね。初めて見るから驚きが自分でも隠せてない


すると、オレの所に近づいてきたREIYA。手を引いて、耳元に口を近づけてきた





「次の俺達の撮影なんだけど、少し離れてから撮るぞ
あの人(カメラマン)、あまり近づけるの好きじゃねーんだよ
そのこと、頭の中に入れとけよ

俺、中途半端なのは嫌いだからさ」







はにかむように笑うその顔は、ファンの皆が食いつく程のイケメンだった


その時、少しだけ思ってしまった

コイツは……REIYAは、オレよりも実力も、プライドも、モデルに懸ける熱も遥かに上なんだ……って


くっそ、すげーイケメンじゃないッスか

12…… 変わりよう→←10…… キセリョ

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