検索窓
今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:154,655 hit

「むむー、シリアルが続くなぁ」骸「やっとこのpartの本題に入れましたね、師匠」「そだね。でもあと数話でこのpart6も終わっちゃうんだよねー」骸「それは…堕作者め、計算を間違えましたね」「罰としてアイス分捕ってこよーっと!」骸「では僕はチョコを」「「クフフ…」」 ページ41

「ユキ」



厳しくもやさしさを含んだ声音が怒りに狂ったユキの鼓膜を揺らした

薄青の眼球に差し入れていた指の動きは止まり、華奢な肩はびくりと震える

視界を白く染める雪に隠れてその声の主は見えないが気配で分かる



『っ、え……なん、で…?』



不自然な姿勢なままのユキに歩み寄った人影は瞳を抉る細い手を取り、そっと下ろさせた

されるがままであったユキはそこでやっと後ろを振り返った

ワインレッドのシャツに黒いネクタイとタイトスカート、程良い高さのパンプス

白に映える艶やかな漆黒の髪に意思の強さが垣間見える群青の双眸



「…視えたのよ」



そして胸元には月光を受けてキラリと輝く橙色のおしゃぶり

ひどく憂いた表情でユキの髪を撫でる彼女は―――



『…アリア……』



暴走していたユキが止まったことにほっと一息ついた心地とは裏腹に、僕の声は届かなかったのに…と思うマーモン



「拗ねてんのか? コラ」

「ばっ、ち、ちがう!」

「フッ…」

「ちょっと、何を笑ってるんだい君」



プリプリと怒るマーモンを中心に、ちいさなアルコバレーノ達の雰囲気は幾許か和らいだ

それとは反対にユキとアリアの間には緊張が走ったまま



「視えて、しまったの…。貴女が怒り狂う姿と……呪いに蝕まれているのを……」

『………』



呪いに蝕まれているとはどういうことだ、ちいさなアルコバレーノ達は疑問を浮かべた

アルコバレーノは体を赤ん坊の姿に変えられているそれが呪いであり、例外は現大空のアルコバレーノであるアリアのみ

その彼女が赤ん坊姿でないのは、アリアが大空のおしゃぶりのために選ばれたアルコバレーノではなく継承者であるからだ

しかし継承者であるからといって呪いを免れたというわけではなく、その身には母ルーチェと同じ短命という呪いが掛けられている

アルコバレーノもアリアも―――短命という呪い自体は当て嵌まるかもしれないが―――呪いに蝕まれてはいない

段々と赤ん坊へと後退していくのではなく、呪いを掛けられた地点から赤ん坊の姿というのが持続しているのだ



「…ジッリョネロのボスに受け継がれる至宝にとある手記があってね、そこに……雪の者のことが書かれていたわ」



雪の者、口の中で小さく呟いたユキ

表情には焦燥が見え隠れしている



「もう…限界なのでしょう?」



痛みに耐えるようなアリアの声に逸らしていた視線を合わせたユキは驚愕に目を見開いた

なんで、泣いてるの…?

「堕作者が風邪ひいたってー。ま、私はそんな風にならないけど!」フ「馬鹿は風邪ひかないって言いますけどー、あれって嘘だったんですかねー」「あれれれ、ちょっとフランくん?堕作者だけじゃなくてさりげなく私も馬鹿にした!?」フ「あ、分かりましたー?」「うぉいッ」フ「犬ニーサンと同類ですねー、オメデトーゴザイマース」犬「フランお前表情貸すびょん!!」千「はぁ…」フ「プッ」「犬…表情じゃなくて顔ね、か・お」→←「お次は筆記試験について!リボーンくーん!」リ「ちゃおっス」「世界一優秀な家庭教師さんだからね、期待しましょー!」リ「筆記か、これは一つしかねぇ。死ぬ気でやりやがれ!!!」ツ「って、そんなのがアドバイスになるわけないだろ!!」リ「うるせぇぞ。だが、死ぬ気とはいっても受験前まで連続で徹夜すんじゃねぇぞ」「睡眠をしっかり取ることで覚えたことが整理され、暗記するんだからね!」ツ「へぇー」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
設定タグ:REBORN! , スクアーロ , 転生トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

霽月(プロフ) - レナさん» この作者の作品全表示、を押してください。その中のシリーズにpart1から入ってます (2015年5月24日 13時) (レス) id: 83e6391475 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - あの...これまでのpart1~part5が表示されないので、いきなり意味分からないところから始まるのですが...partからみたいのですが、どうしたらいいでしょうか? (2015年5月10日 8時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - part7でもドーゾご贔屓に!! 本日中に公開いたしまっす (2015年2月17日 22時) (レス) id: 6721436cae (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - 桜さん» だよね、バレバレすぎてニヤニヤしちゃうwww (2015年2月17日 22時) (レス) id: 6721436cae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やだ...カッ消される。wぶほぉw   そうそう、γ、幻騎士君...ドンマイです。 あとねぇ...γクン。君の秘密、バレバレだよぅ?アリアがすk(((( (2015年2月17日 21時) (レス) id: 48993935a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霽月 | 作成日時:2014年11月23日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。