転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part6

「伊達巻ィ―――!!!」ラ「エビーっ」イ「イ、クラ!」ツ「じゃあカマボコ!」リ「栗きんとんも忘れんな」奈「黒豆もねっ」「あとはー…」「「数の子ッ」」ツ「チビどもの目が輝いてる――!?」「歯ざわりがいいよねぇ…うん、頑張っておせち作らないと!!」 ページ25

…どーだろ…

地面へと落ちた有幻覚の雨のリングを拾い、よく観察する

大きさ、形は勿論ピッタリ原型の通り

側面の複雑な模様も…うん、そっくりだね

【よし、嵌めてみろ】

ご、ごくり…



『……嵌まれ…っ』



頼むから、嵌まってよ…！！






カチッ…プシュッ






『っ、はぁ〜…』



あー、やっばい

…腰抜けた

【よかったな、解毒できて！】

ホントだよ……はあぁ…心臓が止まるかと思った






ぎゅーっ






「……ユ、キ…？」



ぜーったい、絶対に、話さない…つもりだったのに…

…スクアーロの、ばか



『…ばか』



っわ…

なんで、涙が出てきてんのさ…っ

見られたくなくて、スクアーロにもっとぎゅーっと抱き着く

それから、肩に顔を埋めて額を擦りつける

…ちょっとヒリヒリしてきた



『…ばーか、ばーか』

「う"お"ぉい…ユキ…？」



スクアーロの、髪が近い

…シャンプーのにおいがする

いいなぁ、ストレートで……なんて考えて、必死で涙が止まる方法を考える



『………ばかぁ―――っ！！』

「う"、う"ぉっ！？」



だああ―――！！ なんで泣き止まないの、私！！

スクアーロもムカつくけどっ、私もじゅーぶん、



『ムっカつく―――！！！』






バキャッ、バキャッ






あまりにもムカつくから、憂さ晴らしにリストバンドをブッ壊した

ウジウジ、ウジウジ……こんなの三浦ユキじゃない！！

言いたいことはハッキリ、バッサリ、ズバッと、ビシッと！



『…っ、スクアーロなんて……自分の命を大切にしない奴なんて、大ッ嫌いだ！！！』



ビリビリと、廃墟同然の校舎に私の声が響く



『残された人のっ…私や、雪那、ベルくんとかっ…ザンザスくんの気持ちも考えてよっ！！』



バッと抱き着いていた体から離れてスクアーロを間近で睨みつける

コイツもアホだよ

マグロにボッコにされた時のおチビさんと同じくらいアホだよっ



『ザンザスくんだって…！ キミが死んだら悲しまないわけないでしょっ！！』



ツンデr…ちょっと照れ屋なだけなんだから

ヴァリアー内暴力は…そう、愛情の裏返しなんだよ、きっと！



『キミは…っ、キミ達はザンザスくんの剣なんでしょ！？ それが消えたら、誰が…』



こんなことも分かんないなんて、ほんっと馬鹿で阿呆だ



『誰がザンザスくんのことを守るのさ！！！』



独りぼっちじゃなくて、ヴァリアーがいたから…

ザンザスくんはXANXUSでいられたんでしょーがっ

「あー、そーいえば、クロームちゃんって無事?」山「丁度いまオレ達が助け出してるとこだぜ!」獄「ったく、動けんならおまえが行けよ」「ゴメンネ。こっちも大切な用事があってさ〜」山「ユキさん、あの子スゲーのな!」「?」山「熱くて限界なはずなのに唇かんで耐えてたんだぜ」獄「ま、まぁまぁな奴ではあるよな」「あら…(おチビさんに代わられたくなかったんだね、クロームちゃん)」骸「(くぅっ…無念です!!)」→←「来年の干支って何だっけ?」ラ「ランボさんだもんね!」ツ「羊だよ!! 似てるけどっ、ランボの髪型に似てるけどッ」「羊の方が可愛いしねー」ラ「ぴぎゃっ」ツ「地味にショック受けてる――!?」「あは、嘘だよー…ﾎﾞｿｯ)3割りがた」ツ「それってほとんど本音ですよね!!」「ホラ、ぶどうの飴あげるから機嫌なおしなさいな……ふっ、ちょろいちょろい♪」ツ「黒いですよユキさーん!!」

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