蛇による死神活動

第七話 ページ10

〜自己紹介省略〜

自己紹介をしてもらった後、僕はまた計画を考える。しかしなぜか頭が回らない。
すると、「きゅるるる…」と僕の腹が鳴った。
「あ、お腹空いたの？」
僕は顔を少し赤らめながら、カノを睨んだ。
それにしても、僕はこの身体を手に入れてから腹が減るようになった。睡眠も必要で蛇のころより何かと不便だ。
「それじゃあ飯でも作るか。丁度12時だしな」
キドが立ち上がる。それと同時にヒビヤも立ち上がった。
「僕、いらない」
そう言って部屋に入っていった。
「やっぱりコノハさんのことが心配なんでしょうか…」
「なんだかんだ言っていつも一緒だったからな」
『わ…私は別にニセモノさんがいなくて心配でもないし寂しくもありませんよ!!』
「本当は寂しいんだろ？」
『う…っ』
そんな会話が聞こえる。コノハ…『目が冴える』蛇に取り憑かれてしまったからな。
僕はきゅっと唇を噛んだ。

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