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第十七話 ページ24

「う…」
体が重くなり、ゆっくりまぶたを上げる。
「A大丈夫か!?」
キドが心配そうにこちらを覗き込んだ。
今までのことを思い出し、体を動かすが、
「痛…っ」
と痛みを感じる。よく見ると体の所々に包帯が巻かれていた。
「これ…」
「べ…別に僕が巻いたんじゃないから…」
ヒビヤがぷいっとそっぽを向いた。なんでそんな事わざわざ言うんだ…?←THE鈍感
「ヒビヤ君が巻いてくれたんですよー!」
「ねっ」とモモがヒビヤを見下ろす。
「うるさいおばさん!」
ヒビヤは顔を赤くしてモモに怒った。モモは「おばさんじゃなーい!!」と言いながら、ヒビヤの髪をぐしゃぐしゃとかき回す。
「ヒビヤがやってくるたのか…?」
と僕が問いかけるとヒビヤはさらに顔を真っ赤にし、「べ…別に…痛そうだったから…」ぼそぼそ何かを呟いた。
前のことで僕は嫌われたかと思ったが…。
やっぱり人間とはわからない。
「お粥だぞ」
シンタローが湯気が出ている鍋をお盆に乗せ、部屋に入ってきた。
「あれ?お兄ちゃん料理できたっけ?」
「違う、セトが作った」
僕の前にお盆を置くと、鍋のフタを開けた。
湯気が一斉に出て、一瞬視界が真っ白になる。やがて、湯気がなくなってくると、卵の入った粥が見えてきた。
「冷めないうちに食べれ」
「ん。ありがとう…」
口に運ぶと優しい味が口に広がる。
何だろうこの感じ。皆に見守らて、あったかい食べ物を食べて。
胸が暖かくなって、この前知った涙が出そうになった。
(僕もまだ未熟だな)

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ちぃた(プロフ) - 入団できますか? (2014年3月15日 11時) (レス) id: 9e8684c6e9 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - ロペちゃん怖ぇwwwしかも続きが超気になる(;>_<;) (2013年12月11日 21時) (レス) id: 2991fcd48c (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 月(ユエ)さん» ありがとうございます! (2013年12月11日 17時) (レス) id: 8c979e6b36 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - 続きが超気になるので、続きを書いて欲しいです。更新頑張って下さいね。 (2013年12月11日 2時) (レス) id: 2991fcd48c (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 麗菜さん» 見てくださりありがとうございます!はい、女ですw (2013年12月8日 9時) (レス) id: 8c979e6b36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金糸雀 | 作者ホームページ:http://ホムペ?何ソレ、楽しいの??  
作成日時:2013年11月15日 17時

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