第九話 キドside ページ12
あいつにヒビヤを説得できるか不安だったが、案の定無理だったようだ。
「『出てけ』と言われた」
Aは淡々としゃべる。しかし、その目は赤かった。能力を使っている時の赤じゃなく。
「A泣いてるの…?」
マリーが不安そうに聞く。Aは「泣くとはなんだ?」と首をかしげた。
「まあ、とりあえず飯だ。ヒビヤには後で持っていく」
皆席につき、「いただきまーす」の号令で各々、食べ始めた。
しかし一人Aはじー…とオムライスを見ている。
「ん?どうした食べないのか?」
「いや、この食べ物は初めて見てな…」
Aはスプーンを持ち、そっとオムライスを口に運ぶ。
皆その様子をじっと見ていた。
「……んまい」
全員がほっと胸をなで下ろす。
「つぼ…キドの料理はおいしいもんねー。ちょっと味が薄いけど…って痛い痛い!!」
俺はカノの脇腹を思いっきりつかんだ。
「ごめんてば!!」
その一言でカノの脇腹から手を離した。
Aはそれに見向きもせず、オムライスを頬張っている。気に入ってくれたようだ。
そんなこんなで昼食は終わった。
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ちぃた(プロフ) - 入団できますか? (2014年3月15日 11時) (レス) id: 9e8684c6e9 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - ロペちゃん怖ぇwwwしかも続きが超気になる(;>_<;) (2013年12月11日 21時) (レス) id: 2991fcd48c (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 月(ユエ)さん» ありがとうございます! (2013年12月11日 17時) (レス) id: 8c979e6b36 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - 続きが超気になるので、続きを書いて欲しいです。更新頑張って下さいね。 (2013年12月11日 2時) (レス) id: 2991fcd48c (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀(プロフ) - 麗菜さん» 見てくださりありがとうございます!はい、女ですw (2013年12月8日 9時) (レス) id: 8c979e6b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金糸雀 | 作者ホームページ:http://ホムペ?何ソレ、楽しいの??
作成日時:2013年11月15日 17時