【あんスタ】アンティークとマリオネット

人形が5。 ページ7

『(___今日は本当に喋る回数が多すぎる...
ならべく喋らないように心掛けないと)』



そう思いながら教室へと戻っていくA。
教室につき、何事もなかったので安心する彼女は自分の席へと行く。



『(鳴上嵐...か、確かミカが１年生の時によく話を聞いたな
...でも、あの性格だったとは__)』



そう考え、彼女は先程の紙を取り出し眺めていた。

鳴上が言ったように紙の内容は『ソロ活動の権利書』である。



『(私は今、お師さんからも活動休止命令を出されていて、それにValkyrie自体も弱小でいる。

ライブも出来ないと言う事はこれからの成績にも関わってくる...)』



なので彼女は英智に頼み、Valkyrieを活動休止している彼女はソロ活動を許されたのである。



『(しかも、私は唯一の女子...そこで少しは許されたんだけど


__これも、お師さんとミカの為...なんだよね)』



もし、これでお師さんの調子が戻り、あの輝きを取り戻してくれたら____なんて考える彼女はソロライブの日程を考えていた。



『(お師さんは喜んでくれるお客さんのために私達に指導をしてくれた

___でも、ドリフェスから変わっていったのよね)』




それからなずなは途中で自分に繋がっている糸を切った。

そして、自分1人の考えで歩く命が宿った人形...いや、ちゃんとした人間になったのだ。


なずなだって、もうすぐ正式にValkyrieを辞めるだろう。


彼にとっての新しい道、Ra*bitsとして生きていくのだろう。





『(でも...私は自分がどうすればいいのかがわからない、この糸を切ればいいのか、
切ったとしても、私はどの道を歩けばいいかわからない__


でも____)』






『 変わるきっかけがあったら___出来るかもしれない 』





『(...さて、ライブの日程を決めよう)』



今は、Valkyrieの為に___。


彼女は紙に日程を書き始めたのであった。

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