【刀剣乱舞】カ ミ カ ク シ

12本。 ページ12

確かあそこにいた太刀は二人。














三日月宗近と……小狐丸。






眞子さん講座によれば
三日月さんなんてレア中のレアって言っていた。










じゃあ、何故手入れもされずにボロボロなの。















「……あ、着いたよ狩奈ちゃん。






ここが君の部屋ね」










咲さんが襖を開けると

いたって普通の四畳半位の部屋があった。









いや、タンスとかの体積を除いてだから
六畳位はあるかな。














「あ、ありがとうございます」










私が素直にお礼を言えなかったのは
咲さんが幾重にも結界を張っていたから。












……多分会話を聞こえないようにする結界。















「……とりあえず、変な事はしないでね。





俺の刀剣達に触るのも禁止。

喋るのは別に構わないけど
ここの内情はくれぐれも聞かないようにね。






あと手入れとか鍛刀とかしたいときは俺を呼んで。






狩奈ちゃん一人だと危ないからさ」













その言葉を聞き、フッと笑う。











「随分、私を邪険に扱いますね。


誰かに似ておられましたか？」







私がそう聞くと分かりやすくビクついた彼。














……分かりやすいわ、本当に。











「……ま、俺の大嫌いな人に似てるよ凄く。







あ、ご飯とかは基本広間で食べるからね」










まあ、荷物とか整理したら、と言って

咲さんは何処かへ行ってしまった。


















「……ハァ」









眞子さん、ヘルプ。






私、あと１週間、生きていける気がしません。

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