【黒子のバスケ】人狼ゲーム＊第４章

３日目…５ ページ21

夜って静かだよね


けどどこか寂しいの


私はゆっくりと階段を降りて食堂に歩いて行った


リコ先輩どうするのかな…







「お、来たな」


A「相変わらず早いですね、今吉(・・)さん」


今吉「そうか？」


A「いつも私より早く来るじゃないですか」


今吉「自分が遅いだけやないか」


A「私のは普通なんですー」






今吉さんは今回の人狼仲間であり、私の恋人(パートナー)


この人ずっと影にいるし、目立ってないから何も言われてない


少しズルいって思う反面もあるんだよね







今吉「なぁ、七瀬」


A「何ですか？殺す相手決めたんですか？」


今吉「自分、今回で何回目のゲームなんや？」


A「…４回目です」


今吉「はぁ！？４回目！？そんなんやっとるか！？」


A「そうですよ…でも全然解放してくれません…」


今吉「わしは２回目なんや…前回な、海常の森山がおってな…あいつ最後の最後で殺された…いやわしが刺したんや…」

A「投票で選ばれたんですね、森山さん」


今吉「あの女癖が悪くて…その時人狼２人共女やったんやけど、その２人どちらも庇うようにしてたらな」


A「森山さんらしいですね」


今吉「自分は知り合い居たんか」


A「私は…涼太、黄瀬涼太、黒子テツヤ、桃井さつき、青峰大輝、緑間真太郎…この５人とやりました

涼太とテツヤは１回目の時に出会って…テツヤは私と同じ村人…涼太は人狼だった

彼は最後の最後で私たちを残して…自ら命を立ちました

真太郎とは前回の時に一緒で…私はその時"狐"という役職で、私１人しか生きられない役職を付けられた

私が投票されないように彼は自ら作戦を立てて…そのまま死んで行きました

そして大輝とさつき…２人は２回目の時、私とテツヤが人狼で…最初の襲撃の時、さつきを、殺した

さつきは予言者で、テツヤを占って人狼だと私に言ってきたから…私は自分が生きる為に、殺してしまったっ…

大輝は…最後に私たちを生かせる為に村人である人を殺して…首が絞まって死にました…

私は自分のかつての仲間を殺してきました…

あなたの大事な後輩を、殺してしまいましたっ…

本当に、ごめんなさいっ…私が死ねば良かったんだっ…」






私の目から涙がこぼれた

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