第１０３話「揺らぐ心」 ページ23
Aside
A「私はあなたを知っている」
ゼレフ「そうだね、別世界ではこの世界は"異世界"みたいなものだ
けど君だってそうなんだよ？」
A「あの時…あなたが当然私の目の前に現れて…ただ"迎えに来た"と言って眠らされただけだった
教えて欲しい…何故私をこの世界に呼んだ？
そして何故…私を悪魔にさせての！？」
ゼレフ「…やはり思い出してはいないんだね
でも自身が悪魔である事は自覚したんだ」
A「質問に答えて！」
ゼレフ「僕は嘘を付いたりしないよ
ましてや君に何か付きたくもない
だから今から僕が言う事は全て真実だ」
そして彼の口が動く
１つ１つの口の動きがゆっくり…スローに見えた
それくらい私は混乱していた
彼の話は途中聞いてなかっただろう
内容がありえなさ過ぎて…
ゼレフ「…それが真実さ」
A「違う…それは嘘…」
ゼレフ「僕は嘘を付かないと言ったよ」
A「あなたの言うことなんか信用出来ない！！」
ゼレフ「僕と来れば分かるさ」
A「私は、篠崎、A…っ…A、スカイブルー…っ…
こんな、こんな真実…受け止められるわけ、ない…じゃないっ…」
ゼレフ「混乱するのは目に見えていた
けどそれを知って乗り越えなければならないんだ
さぁ、僕の手を取って？
僕と行けば君は誰も傷付けずに過ごせる
それとも君は仲間を傷付けたい？」
その言い方は酷いよ
私は震えながら少しずつ彼に近付き…手を取ろうとしたら
バシッ＿＿
２人：！！
ショウ「こいつに触れるな」
A「ショウ…っ？」
ゼレフ「もう１人のイレギュラー…」
第１０４話「散歩」→←第１０２話「会いたかったけど会いたくない」
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