【マギ】マギの番人

第１３夜「アリババという男」 ページ13

アリババ「何の事だかよく分かんねぇけど…怖けりゃ家で震えてな、お坊ちゃんよォ！！」


領主「貴様…この領主である僕に…処 刑する！！」









領主はアリババに攻撃を仕掛ける


だがそれをアリババはいとも簡単に避ける









領主「なっ…！？」


アリババ「どうした、領主様？」









攻撃しても…何回しても当たらない









領主「なぜだ…なぜ当たらないんだーーーっ！！」


アリババ「それはなぁ…脇が開いているからだよ」


領主「わっ！？」


アリババ「おいおい…首、肘、肩…だめだぜ？先生に習わなかったのか？」









そして領主の首の所に剣を止めた









領主「な、ぜ…お前ごときの下民が…お、王宮剣術を…！？」









アリババ・サルージャ


彼は東南の小国『バルバット』の王族…第三皇子であった


それはまた別の機会でも話そう









アリババ「とにかく何の目的なんだ？何で俺らを襲う？」


領主「ぐっ…モルジアナ！！今すぐ僕を助けろ！！」


アリババ「無茶言うぜ？あんな遠くいるのにどうやって…」









だがいつの間にかモルジアナという少女はアリババの背後にいた


そしてひと蹴りとやったが間一髪それを避ける









アリババ「うっ…わっ！？あんな遠くにいたのに…！？

なんつう脚力なんだよ！！」


領主「モルジアナ！！あいつを殺せ！！」


ﾓﾙｼﾞｱﾅ「えっ…」


領主「あいつは僕に怪我を負わせた！だから殺せ！！」


アリババ「ヤベッ…」









モルジアナがアリババに蹴りを入れようとした


だが彼には当たらなかった


アリババは光る丸い中に包まれていた


そしてそんな彼の目の前に彼女が現れた









A「やぁやぁ、アリババくん。外以来だね？」


アリババ「Aさん！？」

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