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「本日のレッスンは以上です」
A「ありがとうございました」
母「今日もいい演奏でしたよ、Aさん」
A「ありがとうございます、お母様」
母「午後は何もないでしょ?久しぶりに私と出掛けない?」
A「申し訳ございません、お母様
午後は友人との予定がありまして…」
母「…ご友人?」
A「はい、鳳家のご令嬢です」
母「あぁ、あの子ね
そういえば前話していたわね
それなら仕方がないわね、楽しんでちょうだい…あっ!行くならこれを持って行きなさい」
A「はい、ありがとうございます」
今日は彼女らと会う日
わざわざ京都まで来てもらう事になってる
場所は鳳家
その方が私も行きやすいからと巴が決めてくれた
まだ心の準備が出来てない
けど私は知らなくてはいけない
早く準備して行かなくては…
________
母「気をつけて行って来るのですよ」
A「はい、行ってきます」
母「いってらっしゃい」((ニコッ
良かった
今日のお母様は上機嫌だ
このままバレないように行かなくては…
母「…そこにいるかしら?」
「はっ」
母「今日はいつも以上に警戒して行きなさい」
「かしこまりました」
母「あの子が友人を作った事にも驚きましたが
一番の驚きはその友人の家に遊びに行く事
こんな事今までなかったわ…
まさか鳳家のガキがうちの可愛いAさんに何かを…?
もしそうならば黙ってはいられないわ
あの子は私たちの可愛い娘
あの子を傷付ける者は誰だって許せない
Aさんは私たちの可愛い可愛い天使なのですから
ふふふっ…ふふふふふふっ!!!」
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