story…78 ページ28
あれから何時間経ったでしょう
日記を読み終えたら眠くなって寝てしまってた
もう朝になっているかしら…
ギィ___
A:!!
「起きていたか」
A「お父様…」
父「どうだ、気持ちは変わったか?」
A「いいえ」
父「そうか、ならまだここに居なさい…と言いたい所だが食事やトイレなど必要だろう
少し出る許可をだろう…用が済んだらまたこの部屋に居なさい」
そう言い残してお父様は出て行った
召使「お、お嬢様、初めにお手洗いに致しますか?」
A「えぇ…ご飯はいいわ、トイレだけお願い」
召使「食べなくては体力が…」
A「いいの」
今はそんな気分じゃない
改めて思う
お父様は厳しいお方
特に兄さんには厳しかったみたい
教育をしてるのだけれどこんな酷い扱いをする程なの?
私はそう思わない
お父様のやり方は間違っている
なら私も兄さんみたいに抗うわ
__________
母「Aさんは?」
父「まだ諦めてないみたいだ」
母「あの小娘共が余計な事をっ…」
父「その事を防ぐ為に近寄らないようにしていたのだがな」
母「ねぇ、あなた…このままAさんを家から出さないようにしない?
きっとここから出たらまた小娘共に会うに決まってるわ」
父「確かにそうだな」
母「部活に入ってからよ…きっと赤司家の長男のせいだわ!
忌々しい奴等め…子供使ってAさんに踏み入れようとするなんて!!」
父「落ち着け、繭子…もうそのような事はない
このままずっと家の中にいさせ、2年後に愛斗くんと結婚させればいいのさ」
母「そうね…そうよ!あの子には愛斗くんがいるわ!
それまで花嫁修行として家にいればいいのよ!
なら高校も行く必要性ないわよね?
このまま退学させちゃいましょう!」
父「なら今すぐ手続きをするか」
母「そうしましょう!」
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