story…65 ページ15
A「今お茶を入れますね、慎司兄さん」
慎司「あぁ、ありがとう」
突然私の部屋にやってきた慎司兄さん
最近よく家に戻って来る
慎司兄さんはこの家が嫌いで出て行った身
でも私は分かる
慎司兄さんは私が心配で来てくれてる
A「今日はどうしたの?」
慎司「父さんから聞いてね、食欲ないんだって?」
A「はい…」
慎司「何かあったのか?」
きっと慎司兄さんは知らない
知ってたら私とこんなに仲良くしないでしょう
もし本当に私が白鳥家の者じゃなく紅緒家の者だったら…
ポンッ___
私が考えていると頭に兄さんの手が当たる
A「慎司兄さん…?」
慎司「きっと簡単に言えない悩みなんだろ?
大丈夫、どんな事だろうと兄さんはお前の味方だよ」
A「…はぃ、ありがとうございますっ」
やっぱり兄さんは優しいわ
この人に支えて貰って本当に良かった
A「慎司兄さん」
慎司「ん?」
A「私、兄さんが言うように悩んでるの
けどそれはまだ言えない…けど落ち着いたら必ず話すから
それまで待っていて欲しいの」
慎司「あぁ、大丈夫だよ
俺はいつまでも待ってるから」
A「はい」
ちゃんと向き合わなければならない
もし血が繋がっていなかったとしても
慎司兄さんは私にとって大切な兄さん
慎司「よし!」
A:??
慎司「今度来た時また聞く!その時にいろいろ聞くからな!
そんでまだ悩んでたら必ず兄さんに相談する事!これ絶対な!」
A「はい、そうします」
その後、兄さんと楽しい話をした
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