story…64 ページ14
母「あら、Aさん、おかえりなさい」
A「ただいま戻りました」
母「少し遅かったようですね
もう少し経ったら夕食ですよ」
A「申し訳ございません、お母様
食欲がないのでこのまま休む事に致します」
母「え、Aさん?大丈夫?具合が悪いの?」
A「いえ、ただ食欲がないだけです
ご心配をお掛けしてすいません…それではおやすみなさい」
そう告げて部屋に入る
夕方になり私は家に帰って来た
とりあえずDNA検査に必要な事をして後は任せた
あんな話を聞いた後、この家に戻って来るのはちょっと複雑だった
A『私は…正直まだ分からない』
柚鈴『…っ』
A『けどもし本当にあなたたちと家族ならば…本当のお父様とお母様に会いたい』
柚鈴『姉様っ…』
巴『確かに急には決められないわよね』
赤司『なら結果が出てから考えるべきじゃないか?
100%家族だと分かっていても分からないからね』
結弦『それもそうですね…ならば分かり次第連絡させていただきます
その時また同じ質問をさせていただきますね』
A『はい』
私が
本当にそうなら…
A「すごく辛いことね…」
今まで信じてきた
両親が言っている事が全てだと思っていたから
だからこそそのように生きてきたの
言った事を嫌がる事なんてしなかった
A「だからこそ…だからこそすごく不安なの…私は…一体誰で…本当は…」
コンコンッ___
A「…は、はい」
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