story…２９ ページ29
火神「……おっ、来たか」
A「約束しましたからね」
彼との待ち合わせ場所まで着いた
すると先に彼が待っていた
火神「悪ィな」
A「本題を」
火神「あ、あぁ、そうだな…えっと…あれって気のせいじゃねぇよな？」
A「…あれとは？」
火神「俺がお前におにぎりを渡す時、静電気みてぇのが流れただろ？」
A「はい」
火神「それと同時に映像が流れ込んだんだ」
A：！！
映像…私と同じ…？
火神「それによって
A「え？」
火神「お前は俺の住む国の姫だった
そして俺はお前を守る騎士だった」
A「何を…言って…」((ｽﾞｷﾝｯ
"姫さん！！"
火神「俺もずっと忘れていた、けどアンタ、姫さんと触れたことによって思い出したんだ！
姫さん、アンタは俺の事覚えてねぇか！？」
A「…っ」
そんな事、言われても…
昔って…ていうか国ってなによ…っ
小さい頃の記憶なんて…
"お前はまた馬鹿をやったのね、大我"
"あいつと戦うのは楽しいからよ！"
"だからって毎回建物を壊されちゃ困るのよ"
"ははっ！悪ィって！！"
A「し、てる…？」
火神「姫さん？」
A「私は…あなたを、知っている…？」
火神「記憶を思い出したのか！？」
A「いえ、でも、これは…ねぇ、教えて欲しいの！
時々私は変な夢をみる…そこはこことは違う場所
けど何故か私はそこを知っているの
ねぇ、知っているなら教えて…そこは何処なの？
一体私とあなたは…」
「忘れて下さい」
A「え…」
目がいきなり真っ暗になった
それと同時に私の意識が無くなった___
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