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彩綾「今日は終わりだから上がっていいわよ」
巴「はい!先輩は帰らないんですか?」
彩綾「えぇ、まだやる事があるから」
A「手伝いますか?」
彩綾「いいえ、気持ちだけ受け取るわ」
A「分かりました、お先失礼します」
私と巴はそのまま帰ることになった
巴「ねぇ、A」
A「何?」
巴「彩綾先輩ってちょっと絡みづらいと思わない?」
A「え?」
巴「いやなんかさー」
A「あなたでも絡みづらい人もいるのね」
巴「いるに決まってるじゃない!私だって人間さ!」
A「そ、それもそうね」
巴「まぁ、あぁいう人だからリーダーやってるんだろうけど」
A「そうね」
確かにあの人はみんなから嫌われている
だが仕事が出来るから何も言えない…という形でしょうか
巴「聞いてる、A!?」
A「明日のことですよね」
巴「うん!なら良し!」
A「…質問があるんだけどいいかしら?」
巴「ん?なに?」
A「どうして私を誘ったの?」
巴「え?誘う時に前話したじゃん!だから((
A「理解できないから再度聞いているのよ
まだ出会ってから日が浅い私をなぜ信頼できるのかしら
確かにあなたと友達になったわ
けどそれはあくまで形だけの友達
私自身あなたの事完全に信頼していないの」
正直今まで友達なんていなかった
みんな私と関わってすぐ離れて行った
近付く者は全て私が"白鳥家"の人間だから
だから私はあなたにも問う
あなたはどっち_____?
巴「誘ったのは友達だからってだけじゃだめなの?」
A「え?」
巴「確かに出会ってすぐこんな感じに慣れなれしくされるの嫌な人いるよね
けどこれが私なの!というか誰にでもじゃないよ!
本当に信頼してる人にだけ話したいことを話す!
Aと友達になったのも信じてもらえるか分からないけど
ただ、ただ友達になりたいって思ったの
それだけで友達なるのっておかしな事かな?
私はそうやって友達を作ってきたよ!」
A「…そう」
巴「きっとAもいろいろ考えて言ってくれたんだよね、ありがとう!
私たちの真の友情はこれからだよ!覚悟しておいてね!」
A「…一応わかったわ」
巴「えー!本当ー!?」
まだ分からない
けどすぐに分かるわよね
巴がどういう人間か_____
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