人狼ゲーム Different dimension second

２日目…３ ページ14

あの後皆さま解散なさってそれぞれ別行動なさってます


　うむ、私も退屈ですし…ここは期待されている七瀬様でも見ましょうか


　ん？


　おや？


　おやおやおや！？


　誰かと一緒に部屋にいますね！


　それもこの方は…赤木様ではありませんか！！






赤木「ねぇ、七瀬くん」


A「ん？」


赤木「何で私を占ったの？」


A「お前が少し怪しかったから」


赤木「えっ…」


A「ここに連れてこられて初めてお前と話した

　状況が分からないのにお前は見知らぬ俺に話しかけてきたからな」


赤木「あっ…ご、ごめんなさい…」


A「まぁ、今はそうでもねぇよ」


赤木「う、うん」


A「お前は警戒心はなかったのか？」


赤木「あったよ…けどね、なんていうかね…」







　どうやら初めて会った時の話をしているみたいですね






A：？？


赤木「わ、私…ひ、一目惚れしたのっ！！」


A「…は？」


赤木：カーッ


A「ひ、一目惚れ…？」


赤木「う、うんっ…///」






　あらあらこれは初々しいというか…


　いいですねぇ、青春というものは






A「えっと、なんていうか…」


赤木「い、いいの！私が勝手に惚れちゃっただけだから！！ただ、誤解されたくなくて…

　あとね、これを言ったからって七瀬くんとどうこうしたいって事じゃない

　それに今こんな状況だし…ってこんな状況なのにこんな事言うなって話しだよね、あはは…」


A「別にしょうがねぇんじゃね？」


赤木「え？」


A「人の感情は時に抑えられねぇ

　お前が俺に一目惚れしたのだってそうだろ？

　お前だって制御出来ないんだから、別に俺も何も言わねぇよ…それに」


赤木：？？


A「いや、何でもない

　まぁ、これで理由が分かった訳だ

　俺の中でお前は人狼じゃねぇって分かったからな…今はそれだけでいい」


赤木「うん…ありがとう」

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