【おそ松さん】ろくにんでひとつ？ 【能力松】 【男主】

緑の独白 ページ22

チョロ松side
　屋根で、全て聞いていた。


カラ松も、一松も、全てをぶつけていた。



心の全てを、全部。




でも、僕は？




おそ松兄さんの為だけに、犯罪に手を染めて。




こんな姿を見たら、どう思うだろうか。


いつから、こんなになってたんだっけ。




過ぎし思い出に身を任すことにした。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


小学生。




おそ松兄さんといたずらをしていた。そのころはとても楽しかった。





おそ松兄さんが連れて行かれたときは、暴れた。何もできなかった自分がとても憎かった。






中学生。



いつもおそ松兄さんのことを考えていた。



物凄く荒れていて、喧嘩をよくしていた。




そして、リスカを時々していた。






高校一年。



義務教育からぬけて、本格的におそ松兄さんを探すようになった。



そのころから、自分がちゃんとしないと、と思い始めた。



会ったら心配されると思ったので、リスカは止めた。



高校二年。


東郷の居場所をついに突き止めた。




おそ松兄さんには会えなかった。



でも、おそ松兄さんがしていることを見せてくれた。






・・・・僕は、すこしでも兄さんの負担が減ったら、と思い、手伝いを始めた。




高校三年。



　みんながおそ松兄さんの為に動いている。



僕は、兄さんの為に手助けをしている。





正直、精神的につらい。




また、リスカを始めた。




どうせ、兄さんには会えないんだから。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



おそ松兄さんを遠目に見たとき、やっと、会えた、と思って、抱きつきたかった。





また、一緒にいたずらをしたかった。




でも、Aの言葉。



「お前の役割はなんだ？！よく考えろ！！」



その言葉で、僕は我に返ってしまった。



戻らないほうが、夢を、見たかったのに、見ていたかったのに。





僕が、どんな人間なのかも、もうわからない。



おそ松兄さんが、居なくなってしまったら。




僕の存在している意味はどうなるのだろうか。





・・・・一松がいってたとおり、まずは地道な努力。




一番有力な情報を得ること。



でも、今日はもう無理。









三角座りをして、眼を閉じる。



すると、自然に能力が発動し、僕の周りに風が吹く。




僕が、できること、全部やろう。



あまり、東郷さんに逆らわない程度に。









・





・






・




何年かかってもいい。


絶対に、兄さんを取り戻す。

お仕事→←青の十字架

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

合コンのスカート

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す