第六百五十訓 ページ7
桂君が三番隊に入り。
斉藤君が面倒を見る事になり。
私は恋文の返事を出さず。
………………。
…………。
私はどうすれば良いんだァァァ！！！！！
え、だって手紙でだよ…？今時恋文とかめちゃくちゃ小っ恥ずかしいっていうか、言葉と違って文は残るから余計恥ずいというか、
『あー無理無理。茜ちゃんとのデート行こ』
…………うん。後だ。
後回しだこういうのは！！ダメだよ絶対引きずるのも私らしくないし！今迷っても仕方なし！！！！
そうと決まれば今すぐ外に出＿＿＿＿
『る…………ぅ？？？』
外に出ようと部屋を出て、直ぐ。
『え』
目の前には、オレンジのアフロ。
千草色の口隠しと赤い双眸。私より約20センチほど高い身長。恐らく180くらいだと思われる長身の……
斉藤、君。
『…………。』
斉藤「…………。」
『「………………。」』
………よし落ち着けー？
うん、まず落ち着く所から始めようか。そして落ち着き呼吸を整えてから…あ、冷や汗は止まんないや。でも仕方ない。
とりあえず気分を落ち着かせてから少しずつ回れ右をして、
『ゎ、私は、その、これでー……』
斉藤「……！」
そそくさと去ろうとしたところ、腕を掴まれて止められる。ご丁寧に可愛らしく両手で掴んで止められた。
……うん、可愛らしいね？うん。なんだけどさ。
『「…………。」』
なんか喋れよォォォォォォォォ！！！！！！！
掴んだならば喋ってくれお願いだから！！気まずい！私が恥ずかしくて死ぬ！！あ口聞けないんだっけ！？それでもいいけど筆談でさ！！！？
『ぁ…えと……斉藤、くん？』
斉藤「……」
少し恥ずかしくて、早く会話を終わらせたくなったので振り返る。すると手を離してくれた。
斉藤君は依然として黙ったままだけど。
そんな彼を見上げる。
そのまま小首を傾げると彼は顔を真っ赤にして。
『斉藤く……いっでぇ！！！！！』
私に手紙？を投げつけてバタバタバタッ！！！と走り去っていってしまった。
斉藤君自身は渡しただけのつもりだったのだろうが、手が震えているのを律する様にしていたせいか勢いがついてぶち当たったのである。
……私の元には手紙が一つ。
.
.
『……どういう状況これ』
ー
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結葉(プロフ) - もしかしたら斎藤終の初登場９章の25ページかと思います。違っていたら申し訳ありません。 (2022年7月28日 18時) (
レス) @page2 id: 9288ea6b71 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 愛染香篇めっちゃ楽しみです！頑張ってください！ (2021年12月4日 21時) (レス) @page48 id: 2d162a3757 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - カブさん» おおおお！いえいえテストお疲れ様でした！！暁ちゃん絶賛してくれたようで嬉しいですww誕生日を祝って頂いで暁ちゃんも喜んでますよw更新頑張りますね！！有難う御座います！！！ (2021年12月4日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - パンダさん» こんにちは！！有難う御座います！なるべく早く更新出来るよう頑張ります！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - Shionさん» 終兄さん書いてて可愛らしくて楽しかったですwさらば真選組とかでも出てくるのでまだ出番あると思うのでそれまでのお楽しみですねw更新頑張ります！有難う御座います！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年10月10日 21時
