【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百八十四訓 ページ40

そうして神楽ちゃんが話し合いの末生み出したのは…






〈じゃあ喰らえ！！


＿＿＿＿＿＿Ƶ解！！！！！〉




銀時「一つにまとめろォォォォ！！！！」






いやホントにヤバいな神楽ちゃん。Ƶ斬りだのƵ波だのƵ解だの……ネーミングセンスは、まあ、シンプルで可愛らしいけれど出せる訳もないよ。うん。



つか…Ƶ解って何……？







〈Ƶ解とはこの世の一切の煩悩から解脱した、Ƶの境地なのだ！！〉






Ƶの境地？Ƶの境地って何！？斉藤くんなら境地とかはよく知らんけど必殺技の下り長すぎて寝たよ！？夢の世界へHERE WE GOだよ？






新八「いやもう斉藤さんƵ解使ってるよォ！必殺技の下り長すぎてƵ解入っちゃったよ！ヤバいよ隙だらけだよ！」



桂「こっ、これがƵ解…！眠っている様に見えて、あらゆる攻めを呑み込む虚ろの構えだと！？」



銀時「なんか深読みしてんぞ！！！」






斉藤くん目を覚ましてーー。このままだと真選組から君へのイメージは変人で定着するよーƵの人だよー。






〈どこからでも打ち込んでくるがいい…目を瞑っていても見えるぞ！貴様の次の動きが！〉



新八「っぽいよ、なんかホントにそれっぽく見えるよ！」



『神楽ちゃんのアテレコが上手いんじゃね』






まあ、それっぽく見えたとしてもアレは本当はただ寝ているだけ。剣士の目からしたら完全に隙だらけ、






桂「ダメだ…隙だらけに見えて一部の隙もない！」



『え隙しかねェけど！？！？』






何言ってんのあの桂君(バカ)は！！え、君本当に攘夷戦争参加してた！？ホントに狂乱の貴公子だの英傑だの逃げの小太郎だの言われてた人！？



世も末だな！！！






桂「っならば……かくなる上は…！！」






呆れて桂君を見ていると、彼はまるで何かの技を出すかのような構えをした。



どうせロクでもない事だろうがそちらを見ると……






桂「これしかあるまい！！」



銀時「何でだァァァァァ！！！！！」






彼は布団に入り、ぐーすかぴーすか寝始めた。



……ホントにロクでもなかったわ。






銀時「お前もƵ解してどうすんだ！！！」



『あの布団どこから出したんだ』






すると、この馬鹿馬鹿しい勝負を見た一般隊士達がヒソヒソと囁き出す。






「アレが達人同士の戦い…まるで眠ってるかのように静かだぞ」



銀時「いやホントに寝腐ってるだけなんだけど！！何この勝負！どう勝敗をつけんの！？」










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