第六百八十二訓 ページ38
そうして二人の斬り合いは始まったのだが……
銀時「何やってやがんだあの野郎……!!」
______斉藤くんが、防戦一方。
先程から自分からは攻撃せず、桂君の攻撃を受け流すだけなのだ。
(入隊試験の時は完全に互角だった…だから斉藤くんならその気になれば一撃だけなら些事…)
なのに全くの防戦一方という事は…動くのを躊躇っている?一体何故?
『もしかして……』
桂君と戦う事自体、まだ躊躇って……
神楽「銀ちゃん何ボーッとしてるネ!マイク貸すアル!!」
銀時「へ!?」
神楽「早くセリフ当ててやらないと!こっちが喋ったセリフに合わせて動けって約束まだ守ってるアル!」
…………る、訳じゃなかったんだねーー。
銀時「へ!?それで何も抵抗しないの!?こっちのセリフ待ち!?馬鹿なのアイツ!!」
『馬鹿正直と言ってあげようよ。ははは、愚直ながらも可愛らしいね』
新八「Aさん目ェ死んでますよ」
神楽「銀ちゃん早く!!」
神楽ちゃんが動揺する銀時君の手からマイクを奪い取る。そして直ぐ様声を当てた。
つか待って、神楽ちゃん君がやると斉藤くんのキャラどんどん………
〈ふはははは!柱!そんな物アルかお前の剣は!蝿も止まりそうな剣アル!!そんな技では、私も蝿も斬れマセーン!!〉
だから何でそのキャラだァァァ!!!!!!
新八「う、動いた!ようやく動いたよ斉藤さん!!」
『ツッコミが追いつかない……ちょ、新八君サボんないで??』
ま、まあ……これで斉藤くんが桂君に一撃でも食らわせてやれば軌道修正出来るはず。
斉藤「見ていろ、次は私の番デス!!!」
そうして斉藤くんは……
そこらにいる蝿を刀で斬っていった。
新八「蝿斬る番じゃねーよ!!!!!」
あ、刀微調整して蝿仕留めてるすごーい…そして新八君ツッコミ再開した嬉しーい……
じゃねーんだよ。
斉藤くん絶妙にセリフの意味取り違えてるんだけど?
_________〈おっとゴメンナサーイ〉
と、そこですかさず銀時君のフォローが入る。本当に手際はFBIだな。
〈デカい蝿と見間違いまシタ、私にとって貴様も蝿も大差ありまセンノデ〉
桂「そこまで愚弄するか!!」
つか普通に毒舌なんだけど銀時君in斉藤くん。
ー
1404人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結葉(プロフ) - もしかしたら斎藤終の初登場9章の25ページかと思います。違っていたら申し訳ありません。 (2022年7月28日 18時) (レス) @page2 id: 9288ea6b71 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 愛染香篇めっちゃ楽しみです!頑張ってください! (2021年12月4日 21時) (レス) @page48 id: 2d162a3757 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - カブさん» おおおお!いえいえテストお疲れ様でした!!暁ちゃん絶賛してくれたようで嬉しいですww誕生日を祝って頂いで暁ちゃんも喜んでますよw更新頑張りますね!!有難う御座います!!! (2021年12月4日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - パンダさん» こんにちは!!有難う御座います!なるべく早く更新出来るよう頑張ります! (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - Shionさん» 終兄さん書いてて可愛らしくて楽しかったですwさらば真選組とかでも出てくるのでまだ出番あると思うのでそれまでのお楽しみですねw更新頑張ります!有難う御座います! (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実珠 | 作成日時:2021年10月10日 21時