ロトビリック・ワールド【名前変換ｵﾘｼﾞﾅﾙ】 (ページ12)

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12話ページ12

「あの」

「ん？」

「下ろしてください、もう街に着いたんで」

「...仕方ないなぁ。」

サーファは渋々Aの足を地面に着かせる。

「はい。」

「はぁ...そういえばリレスさんって、モテるんですね。」

「だろ」

二人は並んで歩く。

比較的美人寄りな、大人な雰囲気を纏うAは、12歳であるにも関わらず、サーファと歩く姿は画になる。

不意にAは、街の広場に人が集まっていることに気付いた。

「あれ、なんですか？」

「ん？」

「あの集まりです。なんかやってるんですか？」

「なんだろう？僕もよく分からんなー」

しゃらん、と綺麗な、細く、それでいてしっかりとした芯のある金属音が響く。

広場の中心ではある女が踊っていた。

華麗な衣装を身に付け、滑るような踊りで人々を魅了する。

軽い身体に反し、身長は平均よりも高いせいか、とても大人びて見える。

「すごい...綺麗...」

「ほんとだねぇ。」

「...」

Aは声を出すことも忘れるほどに魅了されていた。

白い肌は、この日照りの下では焼けてしまうのではないのだろうか、というほどに露出されていた。

黒い髪は、その白い肌にくっきりと写り、焦げ茶色の瞳はまるで一種の宝石のように輝いていた。

真っ直ぐと、どこか見つめていた。

Aは、近くに居ても、遠くに居るような気がしてならなかった。

☆☆☆
あああああこの作品いつ書いたんだよ
めっちゃはずいんだけど、頑張って書きます。
語彙力も結構上がったので(多分)