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15話目 ページ18

路地裏にて
「たまげたねぇ、吉原に陽が昇ってやがる」
座っている阿伏兎が神威に向かって呟く

「あれが昇ってるってことは沈んだのは夜王ってことかい」


「さあね、負けたやつに興味はないよ阿伏兎」
笑みを浮かべながら神威近づく


「こいつは手厳しいや、これでも頑張った方だろ?なんせ相手は夜王を倒しちまうほどのお嬢さんだ。な?お兄さんよ」

「阿伏兎、また悪い癖が出たね。俺とやり合った時もそうだった。
同胞を大切にするのは結構だが、加減したまま力を出し切らずに負けるなんて、夜兎の風上にも置けやしないよ。
お前は夜兎の血を愛でるあまり、もっとも血に恥ずべき行為を行ったんだ.....言っただろ?弱いやつに要はないって」

さらに阿伏兎に近づく神威

「これは加減なんてした覚えないけどね、だがあの逸材をこんなところで消すのは勿体ないと思ったのも事実だよ。
あんたと会った時と同じ感覚だった。
これからはお前達の時代だ.....俺たち古い兎は夜王と共に月に帰るとするか」


神威が手刀を振りかざし阿伏兎を断罪....

しなかった

目を開けた阿伏兎は自分が死んでいない事に驚いた。

「ありゃぁ、どうゆう風の吹き回しだ?」

私はやっとそこで2人を見つけ出し駆け寄る

『おいてくなよ』

阿伏兎は体を起こされ神威と私に肩を支えられる

「阿伏兎、俺もお前と同じだ。先が気になって1人殺れなかった男がいる。
あべこべな力で夜王に勝った。何度も倒されながらも起き上がり圧倒的実力差を覆し、最後に戦場に生き残った。
面白いだろ?やっぱり宇宙は広いね、俺たちが最強を証するのはまだまだ早かった。まだいたんだよ、俺たちとは全く別の強さを持った連中が。
侍という夜兎に匹敵する力を持つ修羅
ワクワクするじゃないか。あの獲物は俺のものだよ。誰にも手出しはさせない」

瞳孔が開ききってる神威

銀時って侍の話か


「吉原の変を知れば上は黙っちゃいない、そうなればあの男達もただでは済まないだろう?俺は世渡りが苦手なんだ。阿伏兎、お前にはまだ生きていてくれないと困る」

「つまり、上を黙らせ、侍どもを死なせない手を考えろと?おいおい冗談よせよ。なんで俺が同族でもないこんな辺境の星の蛮族のためにそこまでしなくちゃならねえんだ。」

「だって阿伏兎言ってただろ。宇宙の海賊王への道を切り開いてくれるって」

「え!そんな恥ずかしいこと言っちゃったの!?」


「それとこれとは別だろ。おい!聞いてんのか?おい!すっとこどっこい」

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迷い猫 - 神威の一人称が僕になってますヨ! (2021年11月2日 7時) (レス) @page4 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
lica(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます\(//∇//)\ (2020年7月16日 15時) (レス) id: a09501c7ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年7月2日 16時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
lica(プロフ) - 神威さん» コメントありがとうございますヽ(*´∀`) リクエスト頂いた内容で早速書きたいと思います!ありがとうございます! (2020年5月25日 10時) (レス) id: a09501c7ae (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - 読んでてとってもキュンキュンします!笑これからも期待してます!さっそくリクエストさせていただきたいんですけど神威の部屋でお家デートしたみたいな短編見てみたいです!難しいかもしれませんが出来たらやって欲しいです!m(*_ _)m (2020年5月25日 2時) (レス) id: 16991fe54c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lica | 作成日時:2020年5月7日 15時

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