《マギ》救いたい

44話 第九補給基地 ページ45

迷宮攻略2日後

〈煌帝国領南天山前線第九補給基地〉


兵士達がいつものように武器の確認をしてる時


カァ


空が明るく光る

「！？」

「空が…？」


ドーン


そして途端に空から“何か”が降りてくる

「な…なんだ！？」

シュウウ


空から降ってきた“何か”は白龍、ジュダル、A
そして気を失っている〈アル・サーメン〉の手下2人

「一体…！？」

兵長「……このお方は…白龍皇子…それに〈神官〉殿…！？」

ジュダル「俺たちの最初の城がこ〜んなショボイ基地なわけぇ？白龍よォ〜〜」

え〜〜と、言うジュダル

白龍「うるさい。」

ジュダル「(さーて白龍、ここでどうするつもりだ？おまえ……)」

白龍とジュダルの登場によりざわめきだす兵たち

白龍「この基地を徴収する。

煌帝国を不当に奪った賊を討つために使う。
おまえたちも力を尽くせ。」

「！？」

「……！？」

意味がわからない、という顔をする兵たち

「賊を討つだって？」

兵長「……」

「賊とは…一体誰のことだ？」

白龍「練玉艶、並びにその手下の魔導師集団、そして…


西征軍総督練紅炎！」


「紅炎様を討つだって！！？」

ジュダル「あ〜あ、だめだぜ白龍。
うちの国の兵どもは紅炎によ〜〜〜く懐いてんだからよ〜
一気に反感買っちまったぜ？」

白龍「…………」

兵たちは白龍とジュダル、そしてAを睨む

白龍「だが、紅炎は簒奪者だ。」

ジュダル「そんな裏事情、ヒラの兵士どもは知らねーだろ！」

白龍「気付いている者もいる。」

ザッと1歩前に出る第九補給基地の兵長

兵長「紅炎様は…

簒奪者などではありません!!」

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