32話 将軍 ページ33
Aが眠りについた頃ジュダルは帝都〈洛昌〉の空を飛んでいた
ジュダル「さ〜〜てと。我が王が奪還した帝都の様子は、どんな感じかなあ?」
帝都の様子を見るジュダル
「白龍皇子は、簒奪者をお討ちになったのだ。」
「そうだ。あのお方こそが白徳大帝の正統なる後継者であったのだ。新皇帝はあのお方であろう。」
「しかし、あの女帝を弑逆したのだそ?それこそが簒奪ではないのか……?」
「滅多なことを申すな。戒厳令下だぞ。」
「内戦か…」
「紅炎様の西征軍が黙ってないんじゃないか?うーむ……」
「いや、我々は間違ってはおらぬ。我々こそが正規軍なのだ。」
「なにせ、かつて白徳大帝の懐刀であったあの2人が白龍皇子についたのだからな!」
ジュダルは白龍の元へ戻る
ジュダル「おっ?」
「マギよ。殿下のおそばを離れてはならぬ。」
「貴殿は以後、名だたる〈王の器〉すべてにでなく、白龍殿下に、忠誠を誓わねばならぬのだ。我々のようにな。」
白龍の元に居たのは右将軍、李青龍
左将軍、周黒彪
ジュダル「あのいかついジジイども2人とも、今やおまえの部下か。うまくやったもんだなぁ?白龍」
白龍「〈マギ〉とは気楽だな。憂さを晴らしたくなれば空中を漂って、油を売っていればいいのだから。」
ジュダル「ずいぶんだな、テメー。
俺はおまえのかわりに街の様子を見てきてやったんだよ。
みんな言ってだぜ!おまえは正統な後継者様で、新しい皇帝様だとよ。よかったじゃねーか!
まぁ、おまえがどんな手を使ったとしてもだ。」
白龍「………………」
ジュダル「けどよ、城の兵隊は半分ぐらい逃げちまったぜ?そもそもうちの国の軍隊はほとんどが紅炎の西征軍にいるんだろ?
そんなんで紅炎に勝てんのかよ白龍。」
白龍「勝つさ。玉艶を倒すほどの力を手に入れた今、紅炎にも負けはしない。」
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莉音(プロフ) - 夢羽さん» 有難うございます!これからも更新頑張ります! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 7a6482dfcb (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - 続きとても楽しみです(*'▽'*)更新頑張ってください!! (2017年3月3日 16時) (レス) id: c922035980 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - はじめまして!とても面白いです。応援してます! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 8eac9f1a99 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - 面白いです!これからどうなっていくのか楽しみです(*´∀`*)頑張ってください! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪音 x他3人 | 作成日時:2017年2月26日 17時