28話 母親 ページ29
「若!」
会場に各国の兵士が入って来る
「なんだ?兵たちが入ってくるぞ。」
「規定の人員以外の会場への立ち入りは……」
「それどころじゃないみたいだよ。」
「総督閣下!!」
「一大事です!」
ヒソヒソ
紅炎「_____なんだと?」
ティトス/ムー「なんだと!?」
アリ「一体何が起きたっていうんだ?」
「お…おそれながら申し上げます…
わ…我が国の……皇帝陛下が……
謀殺されました……
第四皇子白龍皇子の手によって……!!!」
会場が驚きに包まれる
紅明「…………その報せ、虚報の可能性は?」
「ごぜいません!すべての伝分が同一の凶報を伝えております。
反乱です!!」
「白龍皇子率いる反乱軍により、帝都の守備兵団は壊滅、残存兵は西征軍を頼りバルバットへ向かっております。
どうか早急に陣頭指揮をおとりください総督閣下!!!」
アリ「ちょ……ちょっと待てよ……
白龍が…殺した?あの時言ってた自分の母親を?」
アラジンとモルジアナは目を開き驚いている
紅明「ばかな。白龍には“不可能”なはず。」
紅炎「……おまえか?ジュダル……それにA」
ジュダル「そうだ。紅炎、白龍につまんねぇ小細工しやがったな?
でも、“外す”のは簡単だったぜ。
今の俺の…力なっっ!!!」
『…ふっ』
「なんだあれは!!!?」
第三の目を開くジュダル殿
ジュダル「受け取れよ、ほんの挨拶代わりだ。
話し合って終わりだと!?
そんなのつまんねぇ。地上にいる全員で戦って決めるんだ。誰が世界を手に入れんのかを……
それが俺の、〈マギ〉のしての答えだ!!」
黒い雷が会場を襲う
ジュダル「A〜、俺先に行ってるからな!
じゃーな!本国で待ってるぜ。」
転送魔法陣を出して去るジュダル殿
紅明「あれは!!やはり空間転送魔法…
ダンダリオンと同種の…〈ジン〉の加護なしであんな魔法を…!?
一体いつの間に手に入れていたんだ?
これほどの力を……」
アリ「本当かよ白龍が母親を殺したって……おい、A!!」
会場に居る人々の視線が突き刺さる
『えぇ、本当です。白龍様は御自分で決断をなさいましたから。』
モル「A……」
『申し訳ありませんが私も本国へ戻らせていただきます。』
紅炎「ほぅ……どうやってだ?A、お主金属器使いではなかろう?」
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉音(プロフ) - 夢羽さん» 有難うございます!これからも更新頑張ります! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 7a6482dfcb (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - 続きとても楽しみです(*'▽'*)更新頑張ってください!! (2017年3月3日 16時) (レス) id: c922035980 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - はじめまして!とても面白いです。応援してます! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 8eac9f1a99 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - 面白いです!これからどうなっていくのか楽しみです(*´∀`*)頑張ってください! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:澪音 x他3人 | 作成日時:2017年2月26日 17時