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18話 練紅炎 ページ19

建物の中に入るなり

中には練紅炎やその眷属

高い地位の人間が居た

「煌帝国征西軍バルバット総督府大総督、
練紅炎閣下であらせられる!!」

遂にアリババは練紅炎と対面

アリババは視線だけを動かす

アリ「(バルカークたち…)」

「その者、無礼であるぞ。」

アリ「?」

「閣下は大宗国たる煌帝国の祖にして
人民の主たる練家の太子であらせられる。
閣下の御前で頭を上げるとは何事か!!

貴殿の尊き身分は過去のもの。

かつての家臣たちと同様に額づいて
礼を表わせ!!」

元家臣「(アリババ王子にも土下座させる気かよ…!)」

バルカーク「(…!!)」

そして昨日屋敷で出迎えた老人は

「いえいえ、額づく必要などございませぬ

なぜならサルージャ王家はもはやこの世に
“存在せぬの”ですぞ!!

アリババ殿はもはや、シンドリアいち大使に過ぎませぬ。

バルバットとは無関係、
ゆえに額づく必要はございませぬ。」

妖しくニイッと笑う老人

トト「(こいつら……!!

王子のアリババによりによってこんな場で
土下座しろと?

そんな屈辱、耐えられるか!

完全に煌帝国に服従すると示すようなものだ…)」

モル「(でも…叩頭しなければ、

自分はバルバットとはもう無関係だと自ら
宣言するということに……!?)」

オルバ「(どうしますか、アリババさん…!!)」

『(アリババ殿……)』

すると、アリババ額づこうとしたのか

バルカーク「(!!!王子!!いけません!!)」

アリ「閣下。私が閣下に額づこうと一向に
構わないのですが……

地に額を着けるという行為は、古くからバルバットでは妊婦への安産祈願を意味する習慣なのですが…それでもいいんでしょうか?」

その後、アリババ殿は額づくことなく終えた

紅炎様とアリババ殿は話をするため
別の部屋に移動

私もモルジアナやトト殿、オルバ殿の皆様を
待合室へ案内

『ここが皆様の待合室です。

何か用がある時は近くの兵や女官に
声をかけてください。』

トト「Aと言ったな?」

『…えぇ。』

トト「アリババやモルジアナたちと
以前迷宮攻略をした仲間だと聞いた」

『……』

トト「Aの主もその仲間だったらしいな。悔しくないのか?仲間が見下されて…」

『私はただの従者です。

そしてアリババ殿やモルジアナとは
共に戦った“元”仲間です。

それ以外何もありません。』

そう言うとAは失礼しました、

と言って部屋を出ていってしまった

モル「(A…
もう仲間だと言ってくれないのかしら…)」

19話 仲間 モルジアナside→←17話 現状 アリババside



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莉音(プロフ) - 夢羽さん» 有難うございます!これからも更新頑張ります! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 7a6482dfcb (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - 続きとても楽しみです(*'▽'*)更新頑張ってください!! (2017年3月3日 16時) (レス) id: c922035980 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - はじめまして!とても面白いです。応援してます! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 8eac9f1a99 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - 面白いです!これからどうなっていくのか楽しみです(*´∀`*)頑張ってください! (2017年2月26日 20時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澪音 x他3人 | 作成日時:2017年2月26日 17時

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