・ ページ5
ーーーーーーーーーー
なんとかお妙ちゃんを抑えている新八くんの前に、銀時がピッと名刺を差し出した。
銀時「切腹はできねーが、俺だって尻ぐらい持つって。ホラ」
『あ、じゃあ私も』
お妙「…何コレ名刺…万事屋坂田銀時、花凰A?」
銀時「こんな時代に仕事なんて選んでる場合じゃねーだろ。頼まれれば何でもやる商売やっててなァ。この俺万事屋銀さんがなんか困った事あったらなんでも解決してや…」
お妙「だーからお前に困らされてんだろーが!!」
新八「仕事紹介しろ仕事!!」
銀時……
ご愁傷さまです。
ゲシゲシと蹴られる銀時を見ていられず、思わず目を逸らしてしまった。
新八「姉上…やっぱりこんな時代に剣術道場やってくのなんて土台無理なんだよ。この先剣が復興することなんてもうないよ。こんな道場必死に護ったところで僕らなにも…」
お妙「損得なんて関係ないわよ。親が大事にしてたものを子供が護るのに理由なんているの?」
お妙ちゃん…
どうしてもこの道場を守りたい、という気持ちが伝わってくる。
どうすれば護れるのか……
新八「でも姉上!父上が僕らに何をしてくれたって!」
ドカァァァァ
「「「『!!』」」」
「くらァァァ!今日という今日はキッチリ金返してもらうで〜!!ワシもう我慢できへんもん!イライラしてんねんもん!!」
銀時「オーイ借金か。テメーらガキのくせにデンジャラスな世渡りしてんな」
新八「僕達がつくったんじゃない…父上が」
お妙「新ちゃん!!」
ピーピーサイレンのように喚いてるキノコ頭によると、お金が払えない時はこの道場を売り飛ばすという約束をしたのだそうで。
お父さんを侮辱されたことが我慢できなかったお妙ちゃんは、キノコ頭を殴り飛ばした。
「この
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お気に入りの追加、投票、コメントをよろしくお願いします!!
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フローラ | 作成日時:2020年6月7日 19時